しなのいえ日記

オープンハウスで分かること

【西窓の家】のオープンハウスは色々なものを体感するのにもってこいでしたね。


ホームページの画像では分からない真実がそこにはあります。

 

 


まずは温熱環境でしょう。

G2グレードとパネルヒーターの組み合わせでどのような室内環境になるのか。

これは寒い冬に体感しないと分かりません。


来場された皆さんはいかがだったでしょうか。

その空間が本当に暖かいかどうかは1時間くらい滞在してみないと分からないものです。


足元が寒くないこと。

これが物差しでしょうか。


次に空気感。

匂いですね。

清々しいか。

嫌な匂いがしないか。

これも画像では伝わらないものです。

常に美味しい空気で呼吸するには、きちんとした換気計画が必要です。

設計のキモは、新鮮な空気の供給位置と汚れた空気を吸い込む位置に気を使うことです。

汚れた空気が居室側に流れないよう考えます。


さらに、高さ。


外観の佇まいがいいいなあと感じたら、それは軒の高さが関係しているかも知れません。

プロポーションは出来るだけ低く。


室内では天井高さやスケール感を体感します。

数値では分からないことが分かります。

この居場所は天井高くていいなあとか。

ここは天井低いのでこもり感があっていいなあとか。


そして、居場所。

色々な居場所に身を置いてみてください。


心地よいと感じる居場所がそこかしこに散りばめられてことを感じていただけるのではないでしょうか。

 

 


最後に造園。

植栽が終わって、建築終了。

窓からどんな景色が見えるかが大切ですね。

(この現場は造園工事が来年のため、体感していただけませんでした)


大事なのは、五感で感じること。ですね。


このブログを書いた人

設計・住宅アドバイザー

小嶋kojima

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