しなのいえ日記
心は何に動かされるのか
昨日はお休みをいただき、長野市大岡にある樋知大神社(ひじりだいじんじゃ)を訪ねました。
大岡は長野市南西部に位置しています。現在は長野市に編入されていますが、2004年までは大岡村でした。
自宅から約40kmと結構な距離があるため、これまで大岡地区ヘ行ったことがありません。
しかし、樋知大神社の存在を教えていただきその画像を見ると、とても神秘的で澄んだイメージだったので、今回訪問してみることに。
道中、これまでにない構図で北アルプスを望むことができました。
遠くアルプスを望みつつ、手前には里山が。
さらに田植えが終わった棚田の水面に映り込む雲。
樋知大神社の参道には杉の巨木が。
最大直径1.6m!
切り株は苔で覆われています。
寄ってみると・・・・。
奥に見えるのはブナ林です。
こちらも巨木です。
本殿裏には湧水の「お種池」があり、長野市指定名勝になっています。
透明度が非常に高く、イワナが泳いでいました。
雨乞いに霊験のある神社として崇敬され、池中央の石祠の周りを冷水に耐え歩き、雨乞いしたそうです。
池の周りの苔生した感じに癒されます。
帰りに北アルプス展望台なるところへ立ち寄ったところ、絶景にびっくり!
このような絶景は通常登山した人だけが見える景色ではないでしょうか。
実際は車を降りて徒歩1分でこの眺望を得ることができました。
さらに戸隠連峰も。
ダメ押しに長野市信更地区の棚田。
半日足らずで心が震える大岡の素晴らしい景色にいくつも出会えました。
これはきれいだな、この構図はどうだろうか、絵になるな、と心動くのは眺望も建築も同じです。
現在、伊礼智さんの住宅デザイン学校を受講していますが、伊礼さんの教えの一つに次の言葉があります。
「道路側がコモン」
道路側は街とつながる部分なので、だらしない佇まいとしてはならないという教えです。
心動く設計、絵になる建築を目指します。