しなのいえ日記

家づくりのポイント再考

今年の長野は寒いし、雪が多い・・・。


 


 


でも実はこれが当たり前。これが普通の長野・・・。


 


 


 


確かにそうなんですけど、加齢とともに寒さに弱くなっていく自分を感じます。


 


 


 


 


 


さて。


 


今国会に提出されると見られていた「建築物省エネ法改正案」が提出を見送られるという報道がなされました。


 


現在4が最高の断熱等級に、5,6,7の上位等級を新設するというものです。


 


ちなみに私たちがつくらせていただく住まいは等級6にあたり、HEAT20G2グレードとほぼ同じです。


 


等級が新設されるとエンドユーザーは断熱等級が7まであることを知ることができるので、上位等級の住まいづくりを依頼することが可能となります。


 


この等級新設は2050カーボンニュートラルには必須だと考えていますので、法案提出の見送りに怒っています。


 


 


 


国はいつまでこんなことを続けるんでしょうか。


 


どこを向いたらこのような判断が出来るか、まったく理解できません。


 


まあ、ホントはどこを向いているか見当は付いているのですが、その闇はまたメルマガで。


 


 


 


 


 


はい。気を取り直して。


 


 


 


2022の家づくりポイントを再考するというテーマです。


 


 


 


 


最近お問い合わせをいただくお客様でも、家づくりで抑えるべきポイントが伝わっていない場合があると感じたのと、エネルギーの考え方についてアップデートがありますのでお伝えしておこうと思います。


 


 


 


■まずは断熱


 


これから家を建てるなら、まずはHEAT20G2グレードを目指しましょう。


 


その先には、Ua値でない冷暖房負荷という物差しを使ったパッシブ設計がありますので、できればそちらをお勧めします。


 


 


 


 


 


■当然、耐震も


 


建築基準法レベルの耐震性能では資産価値を守れません。


 


耐震等級3を目指しましょう。


 


 


 


 


制振も大事


 


耐震等級3をクリアした上で、その性能を長持ちさせるために制振ダンパーを取り付けることは有効です。


 


どのダンパーがいいのか?


 


小さい揺れからケアしてくれるものがいいですね。


 


なぜなら・・・・


 


 


 


エネルギーをつくりましょう


 


今まではエネルギーをつくってお金に換えていましたが、これからは自分が使う割合を増やしていくことが重要だと考えます。


 


エネルギーの価格はどれくらい上昇するか分かりませんし、自分の屋根の発電設備でつくられた電気を自分が使うことは、インフラが最小限で済むのでロスも最小で済みますよね。


 


 


 


情緒的価値を忘れずに


 


「住まいのいいところは外部からやってくる」


 


建築家伊礼智さんに学ぶとき、幾度となくこの言葉をいただきます。


 


 


また、ウチとソトを緩やかにつなげる中間領域が大事だということを建築家飯塚豊さんから学びました。


 


 


これらを考えながら、「閉じてよし、開いてよし」を意識した設計を心がけます。


 


 


 


 


家具と庭も同時に考える


 


いい家具を永く使う。いい家具って何?いい家具から生まれる豊かな暮らしがあります。


 


庭も大事。家と同じくらい。緑があると建築がサマになります。そして、最初から建物と同時に敷地を余すことなくデザインする。


 


こうすることで豊かな暮らしが生まれます。


 


 


 


以上、ざっくり案内しましたが、2022年の家づくりのポイントでした。


 


 


 


中身の細かい解説等は随時メルマガでお伝えしていきますね。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

このブログを書いた人

設計・住宅アドバイザー

小嶋kojima

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