しなのいえ日記

構造見学会

皆さん、カラマツをご存知でしょうか。

長野県にはカラマツが沢山ありますが、40年生くらいまではねじれが強く扱いが難しいと言われています。

加えてヤニもすごいので、脱脂を上手に行う必要があります。

 


そんなカラマツも50年を超えてくると少し素直になるようです。

もちろん、どこの山で育ったのかにもよります。

一般的には寒冷地で少しずつ育ったものの方が品質がいいようです。

 


ちなみに私たちの建築では梁や桁という構造材、垂木や根太という羽柄材、フローリングなどに使っており、地産地消を進めています。

 

 


ところで、カラマツを漢字で落葉松と表すことをご存知でしょうか。

文字通り、落葉するのです。

日本の針葉樹では唯一。

秋になるとその葉は黄金色に輝き、ハラリハラリと落ちてきます。

 


そんな黄金色の落葉真っ只中の長野市北部にて、構造見学会を開催しました。


構造見学会といえばなかなか参加者が少ないのですが、今回は東京から来られた方も。


構造や脱熱気密、設計する時の考え方などお話しさせていただきました。



 

 


そんななか、皆さんに現場キレイですねとお褒めいただき、とても誇らしく思いました。

いつもキレイに現場運営してくれるスタッフに感謝です。

 


ところで、この見学会は信州健康ゼロエネ住宅の普及促進イベントになっており、プロも来られました。


なんと若手建築士が3名もご参加いただき、高断熱高気密住宅の基礎的な考え方などお話させていただきました。


若い技術者がどんどん学び、誰もが等級6の住まいをサクッと設計し、施工指導できるようになるといいですね。


またいつでも現場を見にきて下さいとお伝えしました。


このブログを書いた人

設計・住宅アドバイザー

小嶋kojima

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