しなのいえ日記
青木島の家 3年点検
長野は昨日一気に涼しくなりました。
というか・・・。
寒い。
さわやかな陽気を楽しめる季節がほんとに短くなってます。
さて。
本日は青木島の家の3年点検でした。
3年前の外観。
今日。
北側道路の敷地です。
お引渡しのあと、玄関ドアの開けたときに道路から家の中が見えないように「ヒンプン」をイメージした板塀を設けました。
ヒンプンとは、沖縄の民家の敷地入口にある塀のようなものです。
【ヒンプンの役割】
■道路からの視線を遮る(沖縄は窓を開け放って暮らしているので、それを見られないように)
■魔除け(魔物はまっすぐしか進めないそうです)
■人の出入りをさばく(男性や客は右、女性や水廻りは左)
青木島の家も右側から玄関へ回り込み、左側は勝手口に向かっていく動線です。
その後、造園屋さんに施工していただき、このようにきれいな佇まいとなりました。
さて、外部の点検状況。
2階は左官壁ですが、問題なし。窓が引っ込んだ納まりも問題ありません。
軒裏もよし。
窓上部の納まりです。
上部水切下の板に少しシミがありますが、許容範囲。
バルコニー笠木と外壁の取り合いもOK。
笠木と外壁下端は水を吸い上げないよう離します。
1階は米杉+ノンロット。3年経っていい感じのエイジング。
窓下端の水切は当時ACQ注入材でした。水切自体は腐りませんが、外壁との取り合い部のシーリングは10年くらいしたら再施工する必要がありそうです。
今はこれを使っています。
2年くらい経過した状況です。ドイツ製アルミ水切グートマン。壁の下端が水切に接しないようなデザインが秀逸です。
内部・床下・天井裏ともに大きな問題なく終了しました。
最後に、外部アプローチのなんちゃって洗い出し3年経過状況を。
だいぶいい感じになってきました。多少のムラはご愛嬌ということで。
コンクリート打設時に石を撒くので、コスパいいのです。
当時の画像をどうぞ。