しなのいえ日記
建築探訪@富山県美術館
先週末は富山県美術館に行ってきました。
富山県美術館は富山駅北口から徒歩15分ほどの距離に位置し、昨年8月に全面オープンした新しい美術館です。
建物全体が映る俯瞰した写真を撮っていなかったので模型写真を載せておきます。
運河があってゆったりとした時間がながれる景色のいい富岩運河環水公園に美術館は面しています。
建物東側の外壁は全面ガラス張りとなっており、空気が澄んでいる日は公園越しに立山連峰が綺麗に見えるそうです。(私が行った日は少し霞んで見えました。残念。)
建築の形は比較的シンプルで大きさの割に一見主張のない印象ですが、これは都市のランドマークになることを目指すのではなく、公園の全体構想のなかで生きる美術館にしようとした設計者の意図があるそうです。
なお設計は内藤廣さんです。長野県内では安曇野ちひろ美術館や安曇野市庁舎なども設計されています。
学生時代から内藤さんの建築はできるだけ観に行こうと思い、可能ならコンプリートしたいと思っています。(内藤さんの建築は全国の割と地方に多くあり大変ですが、、)
私がこの美術館で一番印象に残っているのは、建物の東西を貫く中央廊下です。真っ直ぐで長い廊下は意図的に照明を少なくしているのか、遠くで外光が差し込み、トンネルのような洞窟のような空間でした。
ちなみに富岩運河環水公園は「世界一美しいスタバ」があることで有名ですが、ついでにそのスタバにも行ってきました。
運河に面したテラス席はとても気持ちのいい場所で、確かに美しいスタバでした。
なお建築を観るのが目的でしたが、300円の観覧料(常設展)でピカソや藤田嗣治といった有名な画家の作品も観ることができとてもお得です。
普段は住宅といったスケールの建築に接していますが、大きい建築もやっぱり面白い!と感じ、改めて日々の仕事を頑張ろうと思いました。
富山市に行かれた際はぜひおすすめの場所です。