しなのいえ日記
ベンチマーク
今週は爽やかな日が続いています。
こんな日がたくさんあるといいですね。
今日はベンチマークについて。
設計でも経営でも見習うべき人が
たくさんいます。
設計で私たちが最もベンチマークしている
建築家の一人に伊礼智さんがいます。
住宅デザイン学校では設計に対する
様々なことを教えていただきました。
その伊礼さんが昨年設計された
i-works5.0を見学させていただく機会をいただき、
兵庫までスタッフと学びに行ってきました。
建築はやはり実物を体感しないと始まりません。
佇まい、空間、素材などをスタッフと共有しました。
経営では全国の工務店が400名集うイベントに参加しました。
いつもベンチマークさせていただいている
工務店経営者の皆さんと直接意見交換し、
アドバイスいただける本当に貴重な機会で、
今後私たちが進むべき道の指標となります。
建築家横内敏人さんの講演もありました。
「和」は「和風」ではない。
風がつくと偽物っぽくなるよと。
「和」という言葉の持つ意味は日本・争いがなく穏やか・足し算の結果など。
日本そのものが自国の文化と異文化を統合し穏やかに積み上げた足し算の結果ではないかとのことでした。
また、住宅の設計に対しての向き合い方は、変わるところと変わらないことを組み合わせて考える。
変わるところは、時代背景・科学技術・建築工法・エネルギー源・情報環境・ライフスタイル・家族構成・身体能力など。
変わらないところは気候風土(?)・森林面積・歴史・伝統・シェルターとしての役割・遺伝子
新しいものはすぐに古くなるので、変わらないものを軸とし変化するものを身に纏うという考え方が大切。
そして、メーカーや他人の話を鵜呑みにせず、常に自分で考え疑問を持つこと。
先日の断熱セミナー時に小林さんからも同じことを教えていただきました。
今後もベンチマークを続け、改善を継続していきたいと思います。