しなのいえ日記

中間領域の設え

そろそろ太陽さんを遠ざけたい陽気になってきましたが、皆さんはどう感じていらっしゃいますか。

 

人間が快適と感じる温度領域は結構狭くて、冬が17~24℃、夏で25~28℃です。


この領域で暖房や冷房をしていないかのような環境がエクセレントです。

そのためにどのような設計とするかを考えます。

要素は建物の向き、軒の出、庇、窓の大きさ、ガラスの種類、日射遮蔽の方法、断熱、冷暖房設備、通風など。

 

まあまあたくさんありますね。

これらをデザインと共に考え、プランします。


  


それでは本題に。

 

今回は庭のことです。

使われる庭と使われない庭の違いは?

 

どうして庭があるのに使われないのでしょうか。


せっかくウッドデッキをつくったのにそこに出ない。


なぜ?

  


答えは簡単。


ゆったり落ち着ける空間になっていないからです。


ではどうしたらその空間になるのでしょうか。

  


まずは他人から見られない仕掛けがあるか。

   


デッキで寛いでいるときに通行人の視線が気になるようでは落ち着けません。

視線を切る仕掛け、例えば板塀や植栽、またはそれらを併用するなどして、他人と目が合わないようにしましょう。。


 

次に日除け。

直射日光を受けて長時間寛げるかといえば、なかなか難しい。

なので日除けのための何かが欲しいですね。


屋根、タープ、シェード、植栽、いろいろあります。


これらの仕掛けをすると、庭を楽しめるようになります。

 

そして、家具。

どんな椅子で寛ぐのか・・・

はたまたラグを敷いて床に座るのか・・・

テーブルは?

これらを整えると、庭に出るのがとても楽しくなります。

  


一つ忘れていました。

虫対策も必要ですよね・・・。

 

やることいっぱいです汗 

 

これらを徹底的にやった住まいがこちら。


 


 


虫対策も網戸でばっちり。


この住まいは2階リビングで、西側にある素敵な森を独り占めできる環境だったので、とてもいい中間領域となりました。

 

一方、先日お引渡しが済んだ【吉田のアソート】では板塀工事が完了し、植栽工事を待っています。

 


この住まいはどんな中間領域となるのか・・・

庭が完成したらお伝えします。

 

中間領域、最初から考えておきましょう。


このブログを書いた人

設計・住宅アドバイザー

小嶋kojima

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