しなのいえ日記
夏の室内環境
お盆が明けましたが夏が終わる気配を見せません。
寒冷地である長野も35℃超が当たり前になってきました。
今日は避暑地軽井沢の現場に行きましたが、30℃。
いやいや避暑にならないぞと。
このような状況で夏の冷房をどう考えたらいいか、これまで寒冷地だからとあまり重要視していませんでしたがそうもいっていられない状況に。。。
そう、エアコンの選定です。
これまでは大体表示畳数の3倍まで効きます、と伝えていましたがきちんと計算出来るようにならないとまずい!
ということで現在「住宅空調設計講座」にて学んでおります。
室内の温湿度決定にかかわる要素は実にたくさんあり、ここを詰めていかないと計算できない。
・外気の状態
・躯体の断熱性能
・日射
・換気
・居住人数
・使用家電
・洗濯物
言われればそうだよねとなりますが、これらをすべて計算して必要な冷房需要が分かるのです。
さらにその需要に対してどのように供給するのか、この設計が結構難しい。
この講座を学び、満足いく空調計画とするには基本設計の段階で考えておくことが必要だと分かりました。
もちろん、これは少ないエアコンで快適空間をつくるためです。
いかにリーズナブルに空調設計を成立させるか、非常に難しい問題ですが計算できるようになると室内環境について予言することが出来る。
その予言をもとに住まい手がどうしたいのかを確認し、話し合い、仕様を決定していく。
また一歩、前に進めそうな感じがします。