しなのいえ日記
家具から考える
「富竹の家」見学会はオーナー様のご厚意で無事開催、たくさんのお客様に空間を体感していただくことが出来ました。
いつもお話させていただくのですが、現地で体感しなければ分からないことがあります。
■空間のボリューム。215cmの天井高は低いのか
■室内のニオイ。清々しいか(すがすがしいと読みます)
■室内の温熱環境。本当に暖かいのか(涼しいのか)
※温熱環境については1時間くらい滞在するとよく分かるでしょう。
この3点を確認する意味で、見学会への参加あるいはオーナー様の住まい見学は必須だと思っています。
N様、ありがとうございました。
それでは、今日の話題です。
「家具から建築を考える」
建築って、どんな暮らしがしたいかだと思います。
いい眺めを見ながら、とか。
楽しくゴハン食べたいね、とか。
片付けがラクなのがいい、とか。
ソトとつながりたいよね、でも虫はね・・・、とか。
まあ、家族ごとにどこに重きを置くかが住まいに正解のない理由でして・・・。
で、いつも大事にしているのはダイニングテーブルへの求心力。
みんなでゴハン食べる場所は集まりたくなるような、座りたくなるような。
別にそこで会話してなくても、空間共有していればいいときもあるわけで。
そこで、求心力の高さピカイチなのが丸テーブル。
来場いただいた方は感じていただけたと思います。
そう、ダイニングテーブルの大切さを。
今回はJAZZ丸テーブルを購入いただきました(毎度お馴染みアメニティショップ・アイさん)。
丸テーブルって、角がなく、グルグル回れるし、人数調整もイケるし(φ120cmなら普段4人、来客時6人は楽勝)、いいですよね。
しかもJAZZ丸テーブルは脚がナナメなので膝が当たらず、人がどこにでも納まります。
動画参照ください。
https://youtu.be/dn1dg8xq444
さらにこの家はソファがありません(おばあちゃん用に一人ソファはありますが)。
なので、くつろぐときもダイニングチェアを使います。
そんなダイニングチェアは、リビングチェアを兼用できるAWAZAなどなど。
このテーブルと椅子から想像する暮らしがダイニングから広がり、設計が組み立てられます。
家具から考える、ですね。
さらにこのテーブルに素敵なペンダントライトを組み合わせると・・・
真夏の虫のように家族がスーッと集まってくるようです(笑)。
どうですか?
ちなみにペンダントライト取付前がこちら。
なんとなく落ち着かないような・・・。
ということで、お気に入りの家具があったり、リビングダイニングでこんな暮らしがしたい、という要望があれば、それじゃあこのテーブルはどう?この椅子は?などから設計を組み立てていきます。
そんな私たちの情報源は長野市青木島の「アメニティショップ アイ」新井店長。
ちなみに、宣伝費もらってないですよ(笑)。
いつもいい椅子やテーブルをレクチャーしていただいてます、家具の師匠。
さて、その中でも最近気になっているのが、「トヨさんの椅子」と「角のないテーブル」。
左の椅子が「トヨさんの椅子」。
どっしりしていて、あぐらもかけますよ。
角のないテーブルはH61cmです。室内で靴を履かず茶碗を持つ文化の日本人に合わせたこの高さ。一度体感してみてください。
落ち着きますよ・・・。
手前にある椅子は「男の椅子」。こちらもあぐらOK。
こういう高さは体感しないと分かりません。
61cmのテーブルはアイさんで11月中は期間限定展示中ですので、ぜひ一度体感されてはいかがでしょうか。
そうそう、12月の完成見学会「上松の家」も素敵なテーブルと椅子を会場でご覧いただくことが可能です。
来週にはご案内できると思いますので、そちらもよろしければお申し込みください。