しなのいえ日記

「子どもの姿勢を守る椅子」ってなあに?

しなのいえ工房の山本です。


先日、いつも素敵な家具を届けてくださるアメニティーショップ・アイさんのお招きで、愛知県の家具メーカー・豊橋木工さんのセミナーに参加してきました。


豊橋木工さんは、しなのいえ工房のお客様にも愛用者が多い子ども用の椅子『UPRIGHT(アップライト)』が有名。工具などを使わなくても座面や足置き台の高さ調整が簡単にできて、幼児から大人になるまでずっと使えるという優れものです。しなのいえ工房のモデルハウス『手まりのいえ』にも展示していますので、よかったら座ってみてください。


今回のセミナーでは「子どもと女性の座り姿勢」についてご説明いただきました。


豊橋木工さんによると、近年の学校現場の調査で「先生が気になること」の上位に「子どもたちが椅子に座るとき、姿勢が保てない」ことがあるのだそうです。私も中学生と小学生の子どもがいるので、机に向かっている姿勢が悪いな~と感じることが多々あります。その都度「背中が曲がっているよ」とか「ノートに顔がくっつきそう」と口うるさく言ってしまうのですが…(汗)


セミナーでは、姿勢が悪くなるのは「立っているよりも座る方が体に負担がかかるから」と教えていただきました。座っている状態が疲れるから、少しでも楽になろうとして姿勢が崩れるのだそう。

さらに椅子によっては骨盤が後ろに倒れて背骨がCの字に丸まってしまったり、足が床につかなくてブラブラしたり、太ももの裏に座面が当たって足がしびれたり…これでは「姿勢を正しくして勉強に集中」なんて、至難のワザですね。


豊橋木工さんの『UPRIGHT』は、立っているときの骨盤と背骨の形=自然で楽な状態を、座ったときも維持できるようにデザインされているのだそうです。背もたれのカーブや大きさ、座面の奥行き、足置きのサイズまで、骨盤と背骨に負担がかからない姿勢が保てるように工夫されています。驚くことに2013年の発売以降も全国でモニター調査を重ね、少しずつ改良を加えているのだそう。


セミナー会場にもいくつか『UPRIGHT』が展示され、背の高い男性から小柄な女性まで、かわるがわる座って「姿勢を守る椅子」を体感していました。

同じく展示されていた女性のための椅子『PEONIA』については、次回ご紹介しますね。


会場となった長野市若穂綿内のレストラン『いまのま』さんで、とってもおいしいランチもごちそうになりました。

それでは次回をお楽しみに。


しなのいえ工房への
お問い合わせはこちらから