しなのいえ日記
外に出たくなるウッドデッキ
「80歳を超えた母が股関節骨折。
普段できていた動作が簡単にできなくなってしまう事で、だんだんと外に出るのが億劫になり、部屋にこもりきりになってしまうのではないか。
そこで、外に出たくなるような安心安全な仕掛けづくりをしてほしいです。」
娘さん(I様)からご相談を受けました。
スロープ?
駐車場までのびるアプローチ?
はじめは改善策としてアプローチの整備を検討していましたが、お母様の怪我が回復した際に、逆に使いづらくなってしまうと思い、別の案を検討し直しました。
そこでたどり着いたのが、「ウッドデッキ」。
それも一般的な樹脂製のデッキ材ではなく、長野県産の杉を使ったデッキです。
リビングからフラットにアクセスできる場所に配置しました。
▼施工中
▼完成
テラス屋根も施しました。
間口が2間(3.6m)、奥行が1間(1.8m)の広々サイズで、日向ぼっこにぴったりです。
ウッドデッキに使った杉ですが、薬剤が加圧注入されている材料を採用しています。
なんでも塗装なしで腐ることなく30年間使えるとか!
JIS規格で認められた処理方法で、やばい薬剤ではなく安全性が配慮されたシックハウス法に該当しない安全なものを使っています。
しなのいえ工房の新築のおうちでもお世話になっている材料です。
ウッドデッキの下にねこちゃんが入ってこないように、金網をつけました。
手洗いもつけて、ガーデニングにも便利!
ウッドデッキ工事に付随して、玄関と勝手口に手摺を設置しました。
ウッドデッキが完成し、早速外に出てウッドデッキを体感してくれたお母様。
「家族みんなで集まって、BBQとかできたら楽しいわね」
うれしい感想をいただきました?