しなのいえ日記

等級6、7のお墨付き

いきなりですが、今回はメルマガっぽいブログとします。

メルマガでは日々の出来事や少しクローズドなこともお伝えしています。

 


まず、6月17、18日の軽井沢でのオープンハウス告知です。

先日、現場確認に行った時の画像を少し。


景色を切り取ることをいつも考えますが、結果がこんな感じ。


景色を見ながら入浴し、リラックス。

 


まさに絵画のようではありませんか。

住まいから、景色がどのように見えるのかを体感されたい方はぜひ。


その後、7月1、2日にオープンハウス予定の東御市の2階リビングの現場へ。

ドイツ製の紙コバウを貼る前の状況でした。

こちらは2階からの景色がどこもかしこも素晴らしい。


西の森。アウターリビングに網戸を装備することで、気軽にリビングの延長として使えます。 

 

 


ヌックからの南の抜け。遠くの稜線を望みます。 

窓の下の箱は造作ソファとなります。

 

 


北の林越しに山々を望みます。

 


窓からいくつものいい景色を取り込める

住まいはなかなか体験出来ないと思いますので、

こちらもぜひ。


 


次です。

 


先日、参加させていただいている「信州の快適な住まいを考える会」

通称SAH会の第35期総会が行われました。 

 


総会は滞りなく進み、総会後には来期の活動計画が

話し合われます。

 


その中の一つに、「SAHの家」を仕様策定し、

普及させるというものが。

 

 

目標とする性能は断熱等級6〜7あたりになると思います。

ここに暖房負荷も評価基準に加えることが出来れば尚よし。

 


SAH会の産学連携の特徴を活かして、温熱計算→実測までを

評価出来るといいなと思っています。


 

 


では本題に。


 


昨年断熱等級6、7が新設され、大変喜ばしいことだと思っています。

私たちの建てる住まいは全棟等級6以上。

 


早く世の中が断熱等級6のみの住まいになることを願っています。

 


願っているだけではダメなので、どうしたら家を

建てようとしている方が等級6以上の住まいを

建てたくなるか、について考えました。

 


等級6の住まいは、健康に暮らせることはもちろん、

快適でランニングコストも低い。

 


ここまでは皆さん理解が深まってきたのではないでしょうか。

(疑問点があればお気軽に問い合わせください笑)

 


では、資産価値としてのメリットを考えてみましょう。

 


現在、木造住宅の資産価値は新築時100として、

22年後に0になる仕組みです(税法上)。

 


もちろん、22年後も住み続けられるし、

きちんと造られた等級6の住まいは性能も

ほとんど劣化しないでしょう。

 


しかしながら、それを証明するには?

と考えてみると現在公的なお墨付きを

得られるものとしては住宅性能表示制度だけです。

 


評価には設計評価と建設評価の2種類があり、

それぞれ費用がかかります。

実際には建設評価をしなければ設計通りに

つくられたのかが分かりません。

 


ちなみに長期優良住宅は、等級5以上をクリアしているという

評価は得られますが、等級6や7を保証するものでは

ありません。

 


上記のようなお墨付きがあれば、将来売却することに

なったとしても、価値を認められることになるでしょう。

(今はまだその仕組みはありませんが)

 


ここで、「信州健康ゼロエネ住宅」について考えてみたいと思います。

この制度、等級7が先導基準、等級6が推奨基準、等級5が最低基準となっています。

完了時には現場審査も行われるし、断熱工事の写真提出もある。

 


建設評価に近いものがあります。

 


つまり、この制度が資産価値向上に最もリーズナブルに

役立つものではないかと思うのです。

 


しかも、助成金がいただける。

 


こんな素晴らしい制度、使わない手はないのではないでしょうか。

 


あ、もし使うなら等級6以上でお願いしますね。

 


未来のために。


このブログを書いた人

設計・住宅アドバイザー

小嶋kojima

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