しなのいえ日記
大きな開口
このところお天気が安定しませんね。
もう梅雨入りしている地方もありますが、もう少しカラッとしたさわやかな陽気が続いて欲しいものです。
なぜなら。
1年でもっとも窓を開けられるシーズンだからです。
高断熱住宅は窓を開けてはいけません!・・・という方がいらっしゃるかどうか知りませんが、眺望が気持ちのいいところには開口部を設けましょう。
そして、たとえ南側でもお隣さんの壁しか見えないのであれば、開口部を設けない判断が必要です。
さて。
それでは具体的にどのような方法で開口部を設けるのか。
一番ポピュラーなのは壁に窓をつけることですね。
で、景色のいい方に全力で開く!
これがいい設計のキモとなります。
そして全力で開くと、地震にどう耐えるのか、という話になります。
昨今では大開口を実現するためのいろいろなパーツがあり、現在進行中の現場ではそれらを採用しています。
まずは鋼製筋交い。
その名の通り、丸鋼でできた筋交いです。
この筋交いの向こうに窓を取り付けます。
丸鋼は細いので気にならずに景色を楽しむことができます。
さらにもう一つの武器がこちら。
455幅でも性能が出る耐力壁となります。
そんな工夫をしながらできる開口部がこちら。
東に広がる里山を目いっぱい取り込みます。
大開口を演出するキャストのご紹介でした。
あっ、もちろん構造計算必要ですよ。