しなのいえ日記

経年美化

年末の挨拶とリフォームのご相談にて塩尻市【繋ぐ家】へ。

 

1年半ほど経過した外観です。


南面は少し退色が始まっていますが、いい感じだと思います。

 

これを劣化と感じるか、美化と感じるかは考え方の違い。

 

社寺仏閣は基本無塗装で、経年変化でシルバーグレーになっていきます。

その色合いに共感できる方はこんな感じでも平気なのではないでしょうか。

 

もう一つの事例紹介。

 


こちらは私たちが施工した物件ではないのですが、デッキ材に使っている材料が同じ。

 

私たちが外部のウッドデッキなどで使用している注入材(マイトレックACQ)です。

無塗装で33年経過しているとのこと。

 

いい色合いだと思います。

 

こんな風に住まいも年を重ねていけるといいのではないでしょうか。

 

経年劣化ではなく、経年美化。


 

そのためには最初に使う材料が重要。

入口を間違うとイニシャルコストが安くても生涯コストが高くつく。

 

そんな観点で材料選びをしています。


このブログを書いた人

設計・住宅アドバイザー

小嶋kojima

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