しなのいえ日記
家とクルマ
現在建築中の日滝の家B。
外部工事もコツコツと進み、5月中旬には足場を撤去できそうです。
なぜコツコツかというと、今回の外壁は板壁なのですが施工を2回しないと出来上がらないデザインだからです。
施工手順は・・・・
まず、板を縦に貼ります。
次に、板と板の継ぎ目部分を隠す板(押さえ胴縁)を貼ります。
こうすると壁がデコボコし、立体感ある仕上がりになるのです。
これで胴縁を塗装すれば完成です。
ちなみにこのデザインを完成させるには、ほかの問題もクリアしなくてなりません。
その問題とは、窓部分に押さえ胴縁が半分かかったらどうしよう、とか
換気口と押さえ胴縁がきちんと納まっているとカッコイイはずだ、など。
この事前準備はとても大変だったようです。
すべてをどうクリアしたのかは企業秘密にしておきましょう。
現場のくわはら監督が一生懸命PCの画面とにらめっこしてました。
完成予想の模型がコチラ。
黒い外壁なので、窓がどこにあるかよくわかりません・・・。
が、家とカーポートが一体となっているところはご理解いただけますでしょうか。
私がプランを練る時には、まず「クルマをどうさばくか」を考えます。
今やクルマのない生活は考えられず、どこにどのように駐車させると使い勝手と見た目がいいのだろう・・・と。
家とクルマを出来るだけ近づけると、雨や雪の日はありがたい。
しかし、デザインや屋内からの視線など、折り合いをつけなければならないところがいくつかあります。
日滝の家Bは一体化がうまくいったプランだと思っています。
敷地形状はコチラ。
いわゆる、旗竿地(宅地延長:たくえんともいう)です。
少しバックしていかなければなりませんが、乗り降りや荷物の積み下ろしは便利ですね。
最後に車をもう少しバックして、玄関へのアプローチを確保します。
また、屋根上はロケーションによって使う濃さ・大きさを調整します。
屋根からいい景色だけ見えるのがベストですね。
街中だと逆に注目される舞台のようになってしまいますので、注意が必要です。
今後も建築とカーポートが調和したデザインを考えていきたいと思います。