2021.08.06

制振ダンパーは必要か

スタッフブログ

今日も暑いですね。

 

 

こんな時は無理せず冷房連続運転で快適に暮らしましょう・・・。

 

快適性をアップしコストダウンするために、日除けも忘れずに。

 

熱は外部でシャットするのが基本です!

 

 

 

 

さて。

 

 

コストを掛けた分だけ体感できるのが断熱。

 

 

 

対して、なかなか体感できないのが耐震。

 

 

それでも私たちは耐震等級3を標準仕様としています。

 

 

いつも言いますが、国の耐震基準は1回だけの大地震時に「命を守る」ことができる性能です。

 

地震後に建物が傾き、住み続けることができなくてもいいということです。

 

 

これではまずいですよね。

 

住宅ローン返済中に住む家がなくかる・・・。

 

 

 

で、耐震等級3にしておけば大丈夫なのか、という話。

 

 

熊本地震のように繰り返し地震が来ても、耐震等級3の住まいは少々の補修で

住み続けることができるレベルです。

 

しかし、着実に地震のダメージは蓄積していきます。

 

そこで、制振ダンパーについて考察してみます。

 

 

まずは用語について。

 

 

【耐震】建物を硬くし、地震に耐える構造。耐力壁、水壁構面、接合部の補強が基本

 

【制振】地震力を制振装置により吸収し、揺れを抑え構造躯体へのダメージを減らす

 

【免震】免震装置により、地震力を建物に伝えない

 

 

 

それでは優先順位はどう考えるのでしょうか。

 

耐震→制振→免震

 

まずは耐震が基本ですね。

 

 

耐震等級1で制振ダンパーを採用ではだめで、耐震等級3にしてから制振ダンパーを取り付ける。

 

耐震等級3の性能を制振ダンパーで保護するようなイメージです。

 

免震については、費用が高く木造住宅では現時点では難しい。

 

 

 

まとめると

 

■耐震等級3にした上で、制振ダンパーを採用し、耐震性能を維持する

 

ということになります。

 

 

じゃあ、耐震性能を維持することができる制振ダンパーはどれで、いくらかかるのか・・・。

 

ここが大事ですよね。

 

 

まずは制振ダンパーの種類ですが、エネルギーの吸収機能によって変位依存型と速度依存型に分類されます。

 

変位依存型は、ダンパーの変形量に応じてエネルギーを吸収するもので、鋼材や摩擦系のダンパーがあります。

 

速度依存型は、ダンパーの変形する速度に応じてエネルギーを吸収するもので、オイルダンパーがあります。

 

ゴム系ダンパーは変位依存型と速度依存型を組み合わせたような位置づけです。

 

 

では、どのダンパーがいいのでしょうか。

 

 

結論から言うと、小さな揺れから効き始めるものがいいです。

 

それは・・・・

 

オイル系ダンパー。

 

商品名ですが、千博産業(株)の「エヴォルツ」。

 

 

先日、千博産業の三上さんに来ていただき、説明していただきました。

 

他のダンパーとの違いなど私なりに思っていることを質問してみましたので、よろしければこちらをご覧ください。

 

 

 

そして、体感動画がこちら。

 

 

 

 

これ、体感すると感動しますよ!

 

 

地震がなかったことになるような感覚です。

(特にワイングラスのお茶に注目)

 

ということで、制振ダンパー【エヴォルツ】は必要という結果になりました。

 

今後は新築に標準採用していきます。

 

そうそう、リノベーションにも使えるようです。

 

ただし、上部構造評点が1.0以上の場合に限るとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.07.02

耐震等級3は必要か

スタッフブログ

梅雨本番といったところでしょうか。

 

天気予報に雨マークが続きます。

 

最近はしとしと降るというより、ザアザア降ると形容したほうがいいような降りっぷりですね。

 

少し手加減してもらいたいものです。

 

 

さて。

 

今日は耐震等級3は必要か考えてみました。

 

 

結論。

 

必要です。

 

 

 

理由。

 

震度7の地震が繰り返し起こっても、少々の補修で住み続けることが出来るから。

 

 

熊本県で震度7が2回来た地震を覚えていますか。

 

 

耐震等級3の住まいは住み続けることが出来ているそうです。

 

これが、事実。

 

 

では建築基準法で定められている耐震基準、耐震等級1とは?

 

建築基準法は地震時に命を守るという目的があります。

 

 

震度7の地震が来ても命を守ることが出来るような性能が基準となっています。

 

ところで、「命を守る」とはどういう状態でしょうか。

 

それは、地震時に倒壊せずに人のいる空間を確保するというものです。

 

傾いても、つぶれなければ命は守れます。

 

ただし、1回だけ。

 

 

熊本でも2回目に倒壊した建物は多いようです。

 

 

建物が傾いて人命が守れたとしても、その後どこに住むのでしょうか。

 

困りますよね。

 

 

なので、等級3なのです。

 

住み続けられる安心。

 

 

 

ところで、耐震等級3とするには、構造計算を行う必要があります。

 

構造計算でも、「許容応力度計算」で耐震等級3をクリアしていると、よりきめ細やかな計算をされているという判断が出来ますので、そちらをお勧めします。

 

 

ビルダーに仕事を依頼する際は、「地震に強い家をお願いします」ではなく、「耐震等級3の家をお願いします」と伝えることが大事ですね。

 

 

なお、構造についてもっと分かりやすく詳しく知りたい!という方のためにYouTubeチャンネルのご紹介を致します。

 

構造一級建築士である佐藤実さんの「構造塾チャンネル」です。

 

 

こちらを見ていただくと構造に関する様々なコンテンツをご覧いただけます。

 

建築業界の問題点もしっかりと伝えられていますので、構造について正しい情報を知りたい方は是非ご覧ください。

 

https://www.youtube.com/channel/UCBomiIuwHonz8E5hIEOtIHQ

 

 

一つコンテンツを上げておきますね。

ためになるのでご覧ください。

 

 

また、コンテンツの内容で分からないところがあれば、私でも構いませんのでお気軽にお尋ねください。

 

 

最近は情報が劇的に増えてきました。

しかし、どれが正しい情報なのか迷うことも多いと思います。

今後のブログでは、構造のほかにも住まいづくりの正しい情報をお伝えし、お役立ちが出来ればと思っています。

 

まあ、本職にしゃべっていただいたほうが間違いないという思いが強いというのが本音ですが(笑)

 

 

 

 

ちなみに、弊社スタッフもプロ向け「構造塾」の講習を受講しています。

 

正しい設計で安心して暮らせる住まいを手に入れましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】