しなのスタイル実例集
森くらしの家
物件情報
- 所在地
- 長野県軽井沢町発地
- 家族構成
- 4人(夫婦+子ども2人)
- 延床面積
- 112.61㎡(34.0坪)
- 耐震等級
- 3
- Q値
- 1.19W/㎡K
- Ua値
- 0.30W/㎡K
- 暖房負荷
- 64.52kWh/㎡
- 冷房負荷
- 4.9kWh/㎡
- 冷暖房
- パネルヒーター・エアコン
「森くらしの家」のテーマは、自然豊かな緑に囲まれながら、木々で体を休める鳥のような目線で暮らす自然と共生する住まい。
オーナーのNさんは海外でも仕事をされる事が多く、日本に帰ってきた際にゆっくりと腰を据えて暮らしたいとの思いから家づくりを決意。
子どもの通学のために軽井沢町の賃貸で暮らしていく日々の中で感じたのは、冬に部屋毎の温度差がありすぎるという事や、暖房でエネルギーをかなり使うという事に自身がストレスを感じているという事。
家を建てるならできるだけ地球にやさしく、エネルギーを使わない家づくりをしたい。その想いを叶えてくれそうな会社を探す事からスタートした。
どんな会社があるのかを調べるため住宅雑誌を手に取り、たくさんの会社の建てた実例を見ていく中で、ページをめくる手が止まったのがしなのいえ工房が手掛けた『草越の家』。自然と一体となった外観や、冬でも暖かいのに薪ストーブの薪の消費が少ないというストーリーは、Nさんの要望を叶える ”快適でエネルギーを使わない理想の住まい” だった。
ある時、子どものギターのメンテナンスのために訪れたギター工房が、住宅雑誌に載っていた『草越の家』だと判明。その後、何度か通うようになり、真冬なのに暖かいという心地よさを自身が体感した事と、草越の家のオーナーであるFさんから、満足している様子を感じ、Fさんに依頼してしなのいえ工房を紹介してもらったのがはじまりだった。
その後、実際にしなのいえ工房のスタッフと話をし、家づくりの想いや確かな技術力に間違いがないと確信。この人たちとならいい家づくりができそうだと思い、自身の家づくりのパートナーに決めた。
Nさんの要望は、周りの自然環境と水路がある敷地を最大限に活かした家にしたいという事と、海外での生活が多かった事もあり、広々と暮らしたいということ。また、N夫人の親御さんが遊びに来た時に過ごせるように、一部が個室になるゲストルームを設けてほしいということだった。
そんな思いを叶えた『森くらしの家』は、1階に寝室や個室のプライベートスペースをまとめ、2階は家族や友人が集うLDKで設計された住まい。
2階リビングには東西それぞれに大開口があり、キッチンで料理をしたり、ソファで寛ぎながら、高木にとまった鳥のさえずりや葉擦れの音を楽しむことができる。
リビングと一体になったゲストルームは、普段は戸を開けたままにして広々と使用し、ゲストが宿泊する際には戸を閉めてプライバシーを確保できるようにした。
また、敷地内の雑木と小川がある自然豊かな環境を生かしたビオトープのある庭は、水の流れる音や、小さな生き物たちの奏でる音を楽しみながら、心を和ませてくれる。
そんな『森くらしの家』は自然と共生する素敵な住まいになるだろう。
断熱性能はHEAT20G1グレード、耐震は許容応力度計算での耐震等級3と、高いランクの性能で設計・施工。