しなのスタイル実例集

Lの家

健やかに、朗らかに。信州暮らしの醍醐味をL字の懐に抱く家

物件情報

所在地
御代田町
家族構成
大人2人
延床面積
64.59㎡
耐震等級
3
Q値
1.32W/㎡K
Ua値
0.22W/㎡K
暖房負荷
53.3W/㎡K
冷房負荷
7.4W/㎡K
冷暖房
エアコン・薪ストーブ

Kさんと奥様が仕事の都合で長野県御代田町に移住したのは、2023年春のこと。

山登りやランニングなど体を動かすのが好きな二人にとって、御代田の豊かな自然は「このままずっと住んでもいいね」と思えるほど魅力的でした。Kさんが以前から憧れていた『薪ストーブのある暮らし』も叶えられると、移住してほどなく家づくりを決意されたそうです。

「なんとなく、地域で家づくりをしている会社に依頼したいなと思って。まずは家の形やデザインにとらわれず、あちこち何件も見学しました。その中に、同じ町内で大阪から移住された方の家を見学させてくれる会社があって。それがしなのいえ工房さんとの出会いでしたね」

Kさん夫妻が訪れたのは、御代田町の「草越の家」。 

室内に足を踏み入れた瞬間、奥様は床や天井に張られた無垢の木とアイボリーの壁の取り合わせを「すっごく好み!」と感じたそう。この内装が同社の標準であること、また広がりのある室内空間、換気や空調など機械的なものは「交換しやすいシンプルなものを選ぶ」という姿勢にも共感できたと振り返ります。

Kさんも、オーナーのFさん夫妻から直接、厳しい冬を快適に過ごせる断熱性能や、日々の暮らし心地を聞いて自分たちの家づくりがイメージできたそう。高断熱・高気密住宅ならではの薪ストーブの使い方も、先輩オーナーのノウハウが参考になったといいます。

こうして、二人の目指す家のカタチは
・寒さを感じない快適な空間
・飽きがこないシンプルなデザイン
・時間をかけて使い込んだ道具のように、長く愛着の持てる木の家
・御代田の豊かな自然に囲まれたロケーション
・薪ストーブと、薪棚や薪割スペースのある庭
と、どんどん具体化していきました。

「しなのいえ工房さんには、土地探しのアドバイスもたくさんしてもらいました。今の場所は2辺が道路に面した三角地なんですが、設計の方に背中を押していただいて決めました。最初にもらったプランがL字型の平屋で。なるほど!こうきたか~って(笑)」

2024年の夏に完成したK邸は、道路の向かいにある木立を借景に、L字の懐へウッドデッキのある庭を抱くような形をしています。L字の内側に木製サッシの大開口を設けたリビング・ダイニングとワークスペースを配置。敷地端の板塀がきちんと往来の視線を遮るので、室内からは窓いっぱいに木々の緑と空が広がります。

「御代田は春が遅いぶん、木々の芽吹きがとても鮮やかな土地。この家はどこにいても、窓から緑が目に入ってくるのが嬉しいですね。夏でも冬でも、過ごしやすい森の中にいるような気分なんです」と奥様。
新居で迎えた初めての冬は、氷点下10度近くになる早朝でも難なく起きられるほど室内が暖かいため「つい薄着で外に出てしまって、慌てて上着を取りに戻ることがよくありました」と笑います。

寝室と水まわり以外はオープンなつくりも、ご夫妻のお気に入り。大窓で外の景色を取り入れながら「生活に必要なスペース」と「くつろぐスペース」のメリハリをつけることで、19.5坪という限られた面積にもかかわらず、室内は広々としています。
使い勝手を吟味して造作したL字キッチン、大きな書棚を備えたワークスペース、もちろんKさん憧れの薪ストーブコーナーなど、細やかに夫妻の暮らし方をすくい上げ、形にしていった「Lの家」。

「家づくりを始めたとき、いろいろな建物を見ておいてよかったと思うんです。家を建てるって、自分の暮らしに対する考え方を見つめなおす機会だったんだなって。設計段階では決めることが多くて大変だと思いましたが、しなのいえ工房の皆さんが的確に助言をくれて心強かった。今は毎日が楽しくて充実しています」

穏やかな笑顔で話してくれるKさんと奥様。
歳月を重ねて味わいの深まる木の家とともに、お二人の暮らしはいっそう実り豊かなものになっていくでしょう。







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