【PanasonicリフォームClubデザインアワード2020全国最優秀賞作品】富竹の家

リフォーム・リノベーション

富竹の家は、母とご夫婦とお子様で暮らす事を考えた平屋のリノベーション住宅。

子育てが一段落したところで、今後の人生どのように過ごしていくかを考えたNさん。
今まで家族で暮らしていた2階建ての住まいにそのまま暮らしていくのも良いけれど、築30年ほどの住まいに住み続けるにはそろそろメンテナンスが必要になってくるし、子ども達が巣立って部屋が余っているからといって、今の間取りのまま高齢の母と一緒に住むには心許ない。

家族で話し合いを重ねた結果、Nさんのお母様が暮らしているご実家で同居をされることを決意。

しかし、Nさんのご実家にただ住み替えればいいわけではなく、ご実家には3つの問題点があったのです。
まず1つ目の問題は、築45年の昔ながらの住まいであるため、冬は外と変わらないくらい寒くなるような室内環境である事。
2つ目の問題は、和室が2間続いているような昔ながらの間取りであるため、家事動線が悪い事。
3つ目の問題は、耐震の基準が決まる前に建てられた住宅なため、耐震性能が不安な事。
この3つの問題点を解消しなければ、同居をするのは難しいと考え、住環境を改善するためにリフォームする事を決意されたそう。

新しい住まいでは、冬でも暖かく暮らしたい。そんな時に出会ったのが、しなのいえ工房だった。
3つの問題点を伝えたところ、現在の建物の診断(インスペクション)を行い、今の家では大地震があった時に住み続けられない可能性がある事、断熱材もあまり入っていない状態なので、このままでは健康な暮らしができない事をプロの視点で指摘してくれた。
さらに昔の間取りのままでは生活に支障があるため、構造材を活かしながら、間取りを変えて、性能アップのできるフルリノベーションを提案してくれたという。


富竹の家は、二世帯が暮らす平屋のリノベーション住宅。
既存の住まいを骨組みだけにする事で、間取りの可変が可能になった。
具体的には、二間続きの和室や縁側、部屋が区切られて動線があまり良くなかった間取りを、LDKを中心にした生活ができるように変更。
母の動線を短くするために、母の部屋を水回りの近くに配置、子どもたちが帰ってきても寝泊りできる個室を確保するなど、住まう家族に合わせて住みやすい間取りに変更する事ができた。

また、リノベーションのメリットは間取りを変えられるだけでない。
築45年の住まいの骨組みだけにする事で、柱が傾いている様子や、木が腐っているなど、住まいの状況を正しく確認し、補強。
断熱材の充填や、付加断熱、窓を樹脂サッシのトリプルガラスにする事により、快適に過ごせる室内環境になった。


「断熱もしっかりしてくれて、さらに無垢材を使用しているので冬でも床が冷たくならず、まるで床暖房を使っているかのよう。冬でも素足で過ごせるので嬉しいです。」とNさん。
実際に長野の冬を過ごし、エアコン1台だけで快適に暮らせる環境に感激しているという。

DATA

所在地長野市富竹
家族構成
竣工年2020年10月
延床面積89.96㎡(27.21坪)

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