2020.10.14

発泡系断熱材の変形

設計

寒暖差が激しい季節となってきました。

 

 

 

急に寒くなったかと思えばまた蒸し暑くなってみたり。

 

 

 

この温度差が信州のおいしいフルーツを生み出しているのだとか。

 

 

 

 

さて、今日は断熱材について。

 

 

 

 

上松の家で引込サッシを初めて採用し、取り付けました。

 

 

サッシは完全外付というタイプで、柱の外側に取り付けるタイプです。

 

 

このほか、内付・半外・外付と種類がありますが柱に対してどう取り付けるか、という視点でネーミングされています。

 

 

(業界人しか知りませんが・・・)

 

 

で、サッシの引込部分は通常厚さの付加断熱が出来ないので、発泡ポリスチレンで付加断熱をしました。

 

 

そして、ファサードラタン仕上(スノコ張り)のため、ソリテックスシート(黒くて丈夫な透湿防水シート)を施工したのですが・・・。

 

 

 

なんと。

 

 

 

変形してしまいました。

 

 

 

動画はこちら。

 

 

 

 

カタログを確認すると、80℃以上では変形する可能性があるので使わないでくださいとのこと。

 

 

 

 

恥ずかしながら、知りませんでした・・・。

 

 

 

 

変形した部分はグラスウールボードに変更します。

 

 

 

 

なぜ今のタイミング?

 

 

 

と考えましたが、台風対策で足場のメッシュシートを畳んでいたのが原因ではないかと大工より・・・。

 

 

 

ちょっとびっくりです。

 

 

 

ということは外張り断熱で黒い外壁ってどうなの?

 

 

 

・・・疑問は膨らむばかり。

 

 

 

フェノールフォーム系は熱に強いようなので、調べてみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.09.23

白馬高校断熱プロジェクト

断熱改修

長野は果物がおいしい季節になってきました。

 

 

 

 

 

このところ人気沸騰中なフルーツといえば・・・。

 

 

そう、シャインマスカットです。

 

 

皮まで食べられる黄緑色のブドウです。

 

 

パリッとした食感とさわやかな甘さが魅力ですね。

 

 

 

 

 

ところで、皆さんは黄玉という品種のブドウをご存じでしょうか。

 

 

緑色でとても甘い、最高糖度がなんと23度のブドウです。

 

 

私はこのブドウを先日初めて食べましたが、とにかく甘い!

 

 

シャインマスカットのようなさわやかな甘さではなく濃厚で、たった1粒でも極上のスイーツ力を感じることのできるブドウでした。

 

 

 

 

ただ、現在は栽培が難しいことやシャインマスカット人気に押され希少となっているようです。

 

 

もし見かけたら一度お試しいただくことをオススメします。

 

 

 

 

 

さて、シルバーウィークは皆さんどのように過ごされましたか。

 

 

私は20日に「草越の家」お客様案内のため軽井沢方面へ行きましたが、県外車がとても多かったように感じました。

 

GOTOトラベルが東京解禁になったせいもあるのでしょうか・・・。

 

 

で、21日はSAH会の高木先生から誘われていた「白馬高校断熱改修プロジェクト」に参加してきました。

 

このプロジェクトは白馬高校の教室を生徒が中心となり断熱改修するというものです。

 

 

きっかけは、昨年長野市で行われた建築家竹内昌義さんの講演を白馬高校の生徒が聞き、寒い教室を何とかしたい!という思いを竹内さんにぶつけ、「それじゃやろう」と進んだようです。

 

その後、長野県や教育委員会など難しい許可を粘り強く現地の先生がクリアしてくれたという・・・。

 

大人を巻き込んだ一大プロジェクトです。

 

 

 

 

さて、改修のスケジュールは19日から21日までの3日間で、私は最終日の21日に参加しました。

 

 

21日の朝はこんな感じでした。

 

 

廊下と教室の仕切壁です。

 

サッシのガラスを中空ポリカに変更してあります。また、腰壁にはネオマ40mmを貼り付けています。

 

 

 

 

 

天井と南面の壁の状況。

 

天井はジプトーンをところどころ外して、断熱材を200mm入れてあります。

 

 

また、壁は既存に木下地を取り付けネオマ40mmを設置し、シナ合板で仕上げオスモ塗料で仕上げる予定。

 

 

 

私は断熱改修プロジェクトということで、断熱材を切るカッターの刃を新調し持参したのです。

 

 

 

 

 

が。

 

 

 

 

 

 

今回、大工工事を全面的にバックアップしている地元白馬村の株式会社守破離 横山さんからマルノコを笑顔で渡され、「いやあ、助かったあ。小嶋さん、壁のシナ合板をカットしてもらえるとありがたいです」と。

 

 

 

確かに、皆さんの段取りで横山さんはてんやわんや。

 

 

 

 

いきなり大工モードで、久しぶりのマルノコ作業となりました。

 

 

 

 

お昼休みにはなんと竹内さんの講義も聞けました。

 

 

 

 

 

午後の部。

 

シナ合板はボンドと隠し釘で固定していきます。

 

 

 

無事、切り間違いもなく、皆さんケガなく終わり、仕上がりはこんな感じ。

 

 

窓にはこの後、内窓が入る予定。框は間柱、障子はポリカ。

 

とても素敵な教室になりました。

 

 

 

終わりの会では車座になり、一人ひとりの感想をお聞きすることができました。

 

皆、達成感にあふれていてとてもいい顔でしたね。

 

 

若者は大人に感謝し、大人たちは若者から元気をもらい、若返りました(笑)。

 

 

 

 

 

今回のような取り組みは若者が環境や断熱に興味を持つ機会として、素晴らしい。

 

 

 

そして皆、冬の環境がどうなるのかとても楽しみのよう。

 

 

 

見学会も開催されるようで、その時はサーモグラフィを持ってお邪魔しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.09.19

青木島の家 3年点検

高断熱住宅

長野は昨日一気に涼しくなりました。

 

 

というか・・・。

 

 

寒い。

 

 

 

さわやかな陽気を楽しめる季節がほんとに短くなってます。

 

 

 

 

 

さて。

 

本日は青木島の家の3年点検でした。

 

 

 

 

3年前の外観。

 

 

 

 

 

今日。

 

 

 

北側道路の敷地です。

 

お引渡しのあと、玄関ドアの開けたときに道路から家の中が見えないように「ヒンプン」をイメージした板塀を設けました。

 

ヒンプンとは、沖縄の民家の敷地入口にある塀のようなものです。

 

 

【ヒンプンの役割】

■道路からの視線を遮る(沖縄は窓を開け放って暮らしているので、それを見られないように)

■魔除け(魔物はまっすぐしか進めないそうです)

■人の出入りをさばく(男性や客は右、女性や水廻りは左)

 

 

 

青木島の家も右側から玄関へ回り込み、左側は勝手口に向かっていく動線です。

 

 

 

その後、造園屋さんに施工していただき、このようにきれいな佇まいとなりました。

 

 

さて、外部の点検状況。

 

 

 

2階は左官壁ですが、問題なし。窓が引っ込んだ納まりも問題ありません。

軒裏もよし。

 

 

 

 

 

窓上部の納まりです。

 

上部水切下の板に少しシミがありますが、許容範囲。

 

 

 

 

バルコニー笠木と外壁の取り合いもOK。

 

笠木と外壁下端は水を吸い上げないよう離します。

 

 

 

 

 

 

1階は米杉+ノンロット。3年経っていい感じのエイジング。

 

窓下端の水切は当時ACQ注入材でした。水切自体は腐りませんが、外壁との取り合い部のシーリングは10年くらいしたら再施工する必要がありそうです。

 

 

今はこれを使っています。

 

2年くらい経過した状況です。ドイツ製アルミ水切グートマン。壁の下端が水切に接しないようなデザインが秀逸です。

 

 

内部・床下・天井裏ともに大きな問題なく終了しました。

 

最後に、外部アプローチのなんちゃって洗い出し3年経過状況を。

 

 

だいぶいい感じになってきました。多少のムラはご愛嬌ということで。

 

コンクリート打設時に石を撒くので、コスパいいのです。

 

当時の画像をどうぞ。

 

   

【こじま】

2020.09.12

ボス スタイル

家具

 

長野は朝晩さわやかな空気が漂いはじめ、酷暑からようやく人心地ついた感じです。

 

 

涼しくなるとぐっすり眠ることが出来、体調が良くなり、食欲も旺盛となり・・・腹囲が気になってくるところです。

 

 

しかし、来月は年一の健康診断があるので、食べた分はウォーキング・ランニング・サイクリングなどで準備を整えたい。

 

 

サイクリングと言えば、現在FM長野の「ウチイチ」(火曜日の9:15くらい)に月イチで登場しておりますが、パーソナリティの伊織智佳子さんは割とフリがポンポン来るので受け止めるのに必死です・・・。

 

 

先日の放送では無垢材の良さを伝えるのに脳の大半を使っていたところ、「で、小嶋さん、涼しくなってきてやりたいことは?」とボールが来まして、「さ、サイクリングですねえ」などと返したのであります。

(最近マウンテンバイクに乗っていないが)

 

 

さて。

 

 

 

昨日、素敵なことがありました。

 

 

家づくりを考えられている20代のご夫婦が来社され、打ち合わせをさせていただきました。

 

 

私がお話しすることはいつも同じで、「健康で心地よい暮らし」のための高断熱であり、無垢の素材であり、家具であり、庭であり・・・。

 

 

と、いつもの如く事務所にあるYチェアNo.42に座っていただき、JAZZ丸テーブルって膝が当たらなくてぐるぐる回れていいでしょなどとお話しをしたところ、

 

 

「いいですねえ。建築コスト下げてでもいい家具が欲しいねって話してたところです」と。

 

 

スゴイ!素晴らしい。

 

 

20代後半で家具の大切さを分かっているとは・・・。

 

 

そうです。

 

 

建築と家具は一心同体なのです。

 

 

 

 

 

 

でようやくタイトルのボス スタイルへ。

 

 

こちらがボスダイニングです。

 

 

 

飛騨高山の柏木工さんがつくる「オヤジの椅子」

 

 

年齢制限があるわけではありません(笑)。

 

 

こちらはいつもお世話になっているアメニティショップアイさんで撮影してきました。

 

 

 

 

これが・・・。

 

 

 

座り心地がいいです。

 

 

ひじ掛けが半分なので、膝の自由度も高く。

 

 

いい椅子はダイニングチェアがリビングチェアにもなるのです。

 

 

 

 

高椅子選びのポイントとして、クッションの厚さがあります。

 

 

厚めの方が長時間座っていてもお尻が痛くなりません。特に高齢になると筋肉が減るのでクッションの役割は重要です。

 

 

座面が無垢の木を削り出したカッコイイ椅子もありますが、長時間は辛い。

 

 

座面のクッションもあればいいというものではなく、柔らかすぎないことが重要です。

 

 

この辺りは「お尻で感じる」ことが何より大切ですね。

 

 

柏木工さんのHPにボススタイルの動画がありますのでそちらもご覧ください。

https://www.kashiwa.gr.jp/products/funiture/boss.html

 

 

 

 

いい家具は一生使えますが、ダイニングセットで50万円くらいが一つの目安となり、少々お高い。

 

 

ぜひ建築の資金計画に家具予算も組み込んでいただき、心地よい暮らしを楽しんでいただきたいと思います。

 

【こじま】

2020.09.07

ウォレスティ・モカ

高断熱住宅

7月下旬に上棟した上松の家ですが、順調に施工が進んでいます。

 

軒裏にはヒノキ合板を使っていますが、昨日そこも含んだ屋根廻りの動画を撮影してきましたので、近日中にYouTubeにアップします。

 

 

さて、以前上松の家では3つの新しいことにチャレンジしたとお伝えしました。

 

1.大型パネル

 

2.エクセルシャノン片引サッシ

 

 

ここまでは紹介させていただきました。

 

 

 

そして今日は3つ目をご紹介したいと思います。

 

 

それは新しい外壁材です。

 

 

 

その名は「ウォレスティ モカ」

 

 

 

 

右にあるのは弊社オリジナルの杉外壁材無塗装です。

 

 

左と真ん中が「ウォレスティ モカ」。

無塗装でこの色合いです。

 

 

これは木材を長持ちさせるため、ヒート処理(高温処理)したもので、材料は信州カラマツ。

 

木材を圧力窯に入れ、水蒸気と熱と圧力で木材を改質します。

 

すると、水と結合しない木材が出来上がり、含水率が上がらないので腐朽しないという理屈で長持ちするというわけです。

 

 

 

 

■特長

 

1.薬を使わない

 

2.無塗装でこの色味

 

3.寸法安定性が高い

 

4.とても腐りにくい

 

5.経年美化する

 

6.再塗装しなくていいのでトータルコストが安い

 

 

と、いいことばかりのようです。

 

 

今まで似たような製品でサー〇ウッドというものがありましたが、ヒート処理するときに酸素を抜いていないため

 

「酸っぱいニオイがする」

「塗装の持ちが・・・・」

 

といったことがありました。

 

 

そのウィークポイントを克服した材料なのです。

 

 

この色味は、徐々に色褪せシルバーグレイに変化していきます。

 

 

今回お見せしている材料はカラマツですが、他にヒノキや杉、赤松もあり、色味はどれもカラマツより明るい感じになります。

 

 

ウォレスティ モカを販売しているのは松本のテオリアランバーテックさんで、私たちがいつもウッドデッキで使っているACQ材をつくっている会社さんですね。

 

 

ランバーさんは最近YouTubeの投稿が増えているようなので興味のある方はぜひ。

 

 

ウチの担当である斎木さんがとてもさわやかな笑顔で迎えてくれます(笑)

 

 

 

 

上松の家ではこの「ウォレスティ モカ」を破風・2階外壁・玄関引戸に使います。

 

 

 

先日、玄関引戸が取り付きましたのでご紹介します。

 

建具制作は山崎屋木工製作所さんです。長野県千曲市で木製サッシを手掛けるメーカーさんに作っていただきました。

 

 

 

 

こんな感じです。

 

塗装をしないことで、木材の夏目と冬目の色合いが逆転せずに自然な風合いとなりますね(塗料は柔らかい夏目によく染み込むため、冬目より夏目が濃い色となりやすい)。

 

 

問題もあります。

 

 

 

カラマツは抜け節が多くなってしまい、その処理を検討中です。

 

 

 

 

 

使う素材をセレクトするか、節が抜けない処理をするか、協議していい方向を見つけていきたいと思います。

 

 

 

そうそう、もう一つメリットがありました。

 

寸法が安定しているのでビスを使わないウッドデッキにすることが可能です。

 

 

これも近々チャレンジしてご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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