2020.02.14

“内”付加断熱

スタッフブログ

最近は寒暖差が激しいですね。

 

暖かい日と寒い日が交互にやってくるような日が続いています。

1日の中でも、昨日(2月13日)は長野で最高気温が17℃、最低気温が2℃でした。その差なんと15℃。

こんなに寒暖差が激しいと体調に影響が出ている方も多いかと。うちの子たちも少し風邪気味です。

 

皆様も体調の変化にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

 

 

さて、

現在リフォーム工事中のお客様宅で、“内”付加断熱工事を行ってきましたのでご紹介します。

 

しなのいえ工房では新築やリノベーション工事の際、柱の外側に壁を延長して断熱材をより厚く施工する(専門用語でいうと「外側に壁をふかす」といいます)、“外”付加断熱を採用することが多いです。

外付加断熱

 

これとは反対に、柱の内側に壁をふかす、“内”付加断熱という工法があります。

 

■外付加断熱と比較した内付加断熱の主な特徴

 <メリット>

  ・既存の断熱材を置き換えることが容易。(外壁よりも内壁の方が簡単に壊せる)

  ・壁内部の結露の心配が比較的少ない。(室内側の防湿シートをちゃんと張れる)

 <デメリット>

  ・室内側に壁が出てくるので、室内の面積が小さくなってしまう。

  ・1階と2階の間部分の断熱が困難。(1階の天井を壊す必要がある)

 

 

今回のリフォーム工事では室内側を大きく改修するため、内付加断熱の方がコストパフォーマンスがよかったため採用しました。

 

 

 

それでは実際の工事の様子です。

 

①内側の壁を壊し、既存の断熱材を取り出します。

 今回は寒さの大きな原因となる出窓の撤去と、掃き出し窓の交換もします。

 

②壁をふかすための木下地を組みます。

 

③断熱材は吹込みグラスウールで行うため、ネットを張ります。

 筋交いや配線があっても隙間なく断熱材を敷き詰めることができます。

 

④グラスウールを吹き込みます。

 

⑤防湿シートを張ります。

 今回は外壁側から湿気が抜けにくいことが考えられたため、万一湿気が壁内に入っても抜けるように、一方向のみ透湿するシートを張りました。。

 

このあと、石膏ボード、壁紙で仕上げ完了です。

 

<番外編>

合わせて小屋裏と床の断熱工事も行いました。

 

 

<小屋裏ビフォー>

 

<小屋裏アフター>

 

<床断熱>

【くわはら】

2019.12.14

RCの断熱改修

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12月なのに暖かく力強い日射しが心地よい・・・。

 

しかしながら夜は寒くなってきています。

 

 

 

10月の健康診断の結果を受け(ウエスト昨年+30mm)、朝軽く走るようにしましたが、

 

寒さに負けずに家から出発することが出来るかどうかが問題です。

 

 

 

さて、今日は先日お引渡を終えたRCの住まいリノベを紹介致します。

 

今まで宿直室として使っていた部屋を改装し、ご主人の書斎(何ともうらやましい)をつくりたいとのご相談です。

お風呂と洗面・トイレ(狭い!)がある部屋ですが、お風呂の代わりにキッチンをご希望。

 

私の夢、いやいやお客様が快適に書斎ライフを送れるプランを検討しました。

 

ポイントは

 

■RCでも暖かく。

■照明は存在感薄く。

■狭い水廻り空間を造作家具で使いやすく。

■いい家具を。

 

・・・・いつもと一緒ですね・・・。

 

 

解体すると、RCなのでコンクリートがむき出しになります。

 

 

断熱は申し訳程度のウレタン吹付。これじゃ寒いよね。

 

お風呂を解体したところです。

 

 

こちらはトイレと洗面があったところ。

 

 

で、断熱していきます。

 

RCは本当は外断熱がいいのですが(コンクリートは熱容量が大きいので)、一部屋だけなので内側に壁をつくり、断熱します。

 

根太。不陸調整します。

床断熱。90mm厚の高性能グラスウール。

コンクリートに接触させないのがミソ。

 

 

 

トイレ部分。防湿シートをしっかり施工します。

 

 

洗面部分。

 

 

書斎部分。

 

エアコンはドレンの関係もあり、天井埋め込み型にしました。

 

 

 

そして、完成。

壁も定番のビオシール。

 

テレビ背面はグレーに仕上げ、落ち着いた雰囲気に。

 

 

家具はいつもお世話になっている長野市のアメニティショップ アイの新井店長と打合せして決めました。

 

 

このソファは背もたれ7段階リクライニングします。

だらしなくダラーンと座るのがコツだそうです(笑)。

 

 

デスクチェアはAWAZA。日本人向けのいい椅子です。

 

窓はLowEペアガラスの内窓で寒さ対策。

 

 

洗面はギュギュっと凝縮。

 

 

 

トイレも広くなりました。

 

 

家電収納にミニキッチン。

 

 

 

W900のキッチンです。

 

 

 

まな板はひのきでつくりました。

 

 

一部屋でしたが、とっても濃いリノベになったと思います。

男としてこんな部屋で過ごせたらいいなあ、をカタチにさせていただきました。

 

 

【こじま】

2019.09.23

安曇野市【三郷の家】完成しました

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風がかなり強い一日でしたがいかがだったでしょうか。

 

 

果樹が収穫前に落ちてしまったのではないかと心配です。

 

 

 

 

 

さて、今日は安曇野市【三郷の家】のお引渡でした。

 

 

M様ご夫妻は築50年の無断熱住宅でずっと過ごされてきましたが、老後を快適に過ごしたいとの想いでリノベーションを決断されました。

 

 

しかしながら延床面積60坪オーバーの立派な和風住宅をすべてリノベするには費用がかかりすぎるし、外観も変わりすぎてしまう・・・

 

 

 

そこで、今回のコンセプトは「ハウスinハウス」。

 

 

住まいの1階の一部(とはいえ25坪もあります)をリノベーションし、その中で生活が完結するようプランしました。

 

 

 

工事は内部をスケルトン解体し、抜ける柱は抜いて梁補強しながら新しい間取りを実現します。

 

断熱も床は新築同様140mm厚です。

 

 

 

壁は外壁の内側に新たに壁をつくるため室内は狭くなりますが、断熱気密は完璧です。

 

 

 

天井も気密シートを施工し、グラスウールを400mm吹き込みます。これも新築同様。

 

 

サッシも新築同様エクセルシャノントリプルガラスです。

 

 

工事の進捗については後日現場を管理した林からアップしてもらいますので、少々お待ちください。

 

 

今日は少しだけビフォーアフターをお見せします。

 

 

 

着手前。

 

 

完成。和のテイストはそのままに。おなじみ、オリジナル杉羽目板です。

 

 

 

 

このようなDKで居間はこの先の引違戸の向こうの廊下の向こう・・・。

 

 

変わりすぎて原形を想像することが困難です(笑)

 

 

 

ベッドルームのクロスはお客様チョイスですが、ゴージャスな感じになりました。

 

 

家具工事はいつも通り、しっかりと。

 

洗面家事室も充実しています。

 

ミラーはM様御支給。

 

 

 

廊下のダウンライトも壁側に寄せて壁を照らすといい雰囲気になります。

 

 

 

今まで室内でも気温マイナスだったのが、今年はどんな冬になるのかとても楽しみにされています。

 

私も真冬になったらお邪魔しようと思います・・・・。

 

 

 

引渡が終了し、外へ出ると・・・。

 

 

 

 

虹がくっきりしっかり見えました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2019.03.30

リノベ徹底解説「稲田の家」

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お子様の中学校入学に合わせて、一人暮らしのお父様との同居を決意された施主様。築40年のお住まいを徹底リフォームして、ご家族皆様が笑い合い、いつでも明るく過ごせるお住まいに生まれ変わります。

 

 

 

(1) 建物診断(インスペクション)

大きな工事でも小さな工事でも、まずは住宅の状態をしっかりと把握することから始めます。お住まいは千差万別。同じ時期に建てられた同じ木造のお住まいでも、住み方によって建物の劣化状態が全く変わってきますから、調査をしないことには、御見積も出来ませんし、プランもご提案できません。

 

 

 

外部は築40年ですから、それなりの劣化が進んでいる状態です。

外壁の金属サイディングは、穴が空くところまでは進んでいませんでしたが、サビが発生しておりました。

竪といも同様にサビが発生しています。白い軒天には雨染みの跡がありました。雨漏れが起きている可能性もありそうです。

 

屋根部分です。木製の破風・鼻隠しの塗装が剥げてしまっております。まだ腐ってはいないようですね。

竪とい同様、軒といもサビが発生しています。穴はまだ空いていませんがかなり薄くなっているようでした。

2階部分の屋根は瓦でした。当時は、防水の処理も完全ではありませんでしたので、今後も住み続けることを考えると何かしらの対応が必要になってくると思います。

 

内部は、洋室は木目の化粧シート(木ではない)で、和室はせんい壁で仕上げてありました。

化粧シートは拭き掃除が楽でいいのですが、なにかをぶつけたりして傷がついたりすると、とても目立ってしまいますよね。

 

せんい壁は、汚れや窓付近の雨染みがありましたが、ボロボロと落ちてくるほどの劣化ではありませんでした。床は斜めに傾いてしまっているようです。

(襖に懐かしいポスターが。。私の実家にもありますww)

 

 

住宅診断では、建物の外観や内観だけでなく、床下や小屋裏も見ます。

まずは床下。床下はこんな感じになっています。

床下では、 シロアリによる被害や、地面からの湿気による腐れがないか、キッチン等の配管からの水漏れがないかを確認します。

 

また、建物の構造を確認できるのも床下です。基礎や柱がどこにあって、建物をどのよう支えているのか。筋交いがどこにあるか。どのように固定されているか。全てくまなく確認します。

 

稲田の家は築40年。旧耐震基準である昭和56年以前に建てられた建物です。そのため耐震性能に不安があります。また、この時期の建物は、建築中に大工の判断で、図面とは異なる施工を行うことがよくあったので、図面がしっかり揃っていても診断の際にしっかりと確認する必要がありますね。(稲田の家では、3ヶ所ほど筋交いの位置や仕様が変わっているところがありました。)

上の写真の中に、筋交いが見えているのが分かりますでしょうか。写真中央のやや右、斜めに入っている木が筋交いです。(ちなみにその右が柱です)

これだけ見やすい状態は、とってもラッキーです!場合によっては板が張ってあって見えないことも。。そんなときには、僅かな隙間からドライバー等を差し込み、その先端の感触で筋交いがあるかどうかを確かめる必要があるので大変なんです。。

外壁の断熱材も見ることができました。断熱材は、1980年頃から住宅にも設置されるようになりましたが、当時はその施工方法についてあまり認知されておらず、「ただ入れるだけ。」という状態でした。そのため断熱材がせっかく入っているのに、その効果を発揮していない状態という建物がほとんどです。(床下から外壁の断熱材が見える状態というのも、実はNGです。)

床下には断熱材はありませんでした。

 

 

ちなみに、床下は高さが30cmくらいしかありませんから、床下での移動はほふく前進となります。その状態で調査をするわけですから、結構たいへんです。ちなみに汚れてもいいようにこんな防護服を来て調査します。

 (このオッサン、着こなしてるな~。ん~、かっこいい!)

 

 

次は小屋裏です。

ここでも床下同様、柱・筋交いの位置など構造の確認をします。

他には雨漏れによるシミがないか確認します。画面奥の方、分かりますでしょうか。雨染みが確認できました。

 

(2)  プランニング 打合せ

建物診断の内容をもとに、プランニングを行います。事前に施主様から、今後どのように住まわれたいかをお聞きし、それを反映させながらの作業となります。

診断の結果、工事をしても直せないような、構造上の重大な欠陥がある場合には、リフォームをお断りする場合もあります。これは、リフォームにせっかくお金を掛けて快適に過ごせるようになったとしても、安全に暮らすことができなければ意味がないという考えからです。多くの人は、一生の中で家づくりを何度もできるわけではありません。我々は、お客様の今後の人生を背負ってお仕事をしているわけですから当然のことですね。

 

さて、稲田の家では、耐震シミュレーション、温熱環境シミュレーションの結果から、以下のリフォーム工事を行うことになりました。

  <1. 耐震工事>

  <2. 断熱工事>

  <3. 屋根工事>

  <4. 外壁工事>

  <5. 2階及びLDKの改装工事>

 

これらの工事を行うことより、

建築基準法上の一般的な新築住宅よりも地震に強く、省エネ性能の高い、

安全で快適な住まいに生まれ変わります。

※具体的なデータで申しますと、

  耐震性能:上部構造評点 0.42 → 1.15 (一般的な新築住宅は約1.0)

  省エネ性能:Ua値 2.45 → 0.33 (一般的な新築住宅の目標値は0.75)

 

 

(3) リフォーム工事

さてここからは、いよいよ工事となります。

 

<1. 耐震工事>

耐震シミュレーションの結果、外壁を全て剥がし、柱や筋交いなどの接合部分の補強と、外周全面に構造用合板を張ることにしました。

 

外壁を剥がすと、柱や筋交いが見えてきます。地震による揺れが起きたとき、住宅が倒壊しないように筋交いが支えとなってくれることは皆さんご存知の通りです。実はそのとき、柱には、土台や梁から抜けるように作用する力が働きます。この力により柱がスポッと抜けてしまうと、住宅は簡単に倒壊してしまいます。

そのため、柱が抜けないよう、柱や筋交いのつなぎ目部分を「接合金物」により補強する必要があります。

現状は「かすがい」というコの字型の釘のようなもので柱と筋交いが固定されていました。しかし、「かすがい」は地震のような大きな力に耐えることはできませんし。そもそも柱がしっかりと固定されておらず、これでは簡単に倒壊してしまいます。

 

別の場所ですが、「接合金物」を取り付けた後の状態です。何本ものビスで固定しますので、がっちり固定されていますね。

このように金物をどんどんつけていきます。隅柱(建物の角の柱)は、1階と2階の柱が一体となるように大きな接合金物を取付けます。

 

接合部分の補強ができたら、その上に構造用合板を張っていきます。

外周全面に張ることで、建物の耐震性能がグンと上がります。

 

<2. 断熱工事>

断熱工事は、耐震工事のやり方に合わせて、臨機応変に手法を変えます。特に壁の断熱工事は、それだけで考えると高コストになってしまいがちです。耐震工事や水廻りリフォーム(特に浴室)の「ついでに」やるようにすることが大事です。

※本当は、年中快適に過ごせるようになる断熱工事は、水廻りリフォームよりも、とってもおすすめな工事なんですが、中々お金をかけづらいようで。。寒い冬でも暑い夏でも、年中春のように過ごせる家ってすごい魅力的なんですけどね。

 

稲田の家では、下のように工事を行います。

断熱工事箇所工事前工事後
■床断熱材なしグラスウール吹込135ミリ
■壁グラスウール50ミリ付加断熱(グラスウール50ミリ(既存再利用) + 高性能グラスウール120ミリ)
■天井断熱材あったりなかったりグラスウール吹込400ミリ
■窓アルミ枠シングルガラス樹脂枠トリプルガラス
■玄関ドアアルミ2枚引違い戸高断熱開きドア

はい。フルスペックです!!

ちなみに壁の断熱材で既存のグラスウールを再利用するのは、内部結露(壁の中での結露)を防止するためです。今回の工事では、既存のグラスウールを高性能グラスウールに入れ替えると、内部結露が発生する可能性があったため、既存のままとしています。(興味のある方は桑原までお問い合わせくださいませ。超マニアックなお話をさせていただきます。)

 

耐震工事のときにも出てきましたが、外壁を剥がした状態がこちらです。

当時の建築物としては、しっかり市断熱材が入っている方ですが、下の方を見ると隙間がありました!

断熱材は空気の流れを止めることにより断熱効果を発揮しますが、これでは空気が流れてしまい、断熱材本来の効果が発揮できません。(黄色い断熱材が黒く汚れているのがその証拠です。この汚れは床下の埃。断熱材が腐っているわけではありません。)

※建物診断のときに、床下から外壁の断熱材が見えるのは良くないと言ったのは、このためです。

 

そこで、空気が流れるのを防ぐため、シートで隙間を塞ぎます。(気流止め)

 

その後、新たに断熱材を敷き込みます。

ここまでが柱部分の断熱工事です。(充填断熱)

ここから付加断熱に発展していきます。

 

 

先程、耐震工事のために張った構造用合板の上に、

 

調湿気密シートを貼ります。

 

調湿シートの上に木下地を組みます。

※窓を高断熱サッシに入れ替えました。

 

※玄関ドアも寒い寒いアルミ引き戸から、断熱性能の高い開きドアに変更。

 

この上に、高性能グラスウール120ミリを敷設します。

 

その上に防水シートを張って付加断熱完了です!

 

<3. 屋根工事>

雨漏れを起こしている瓦屋根を解体し、金属屋根に葺き替えます。実はこの工事、雨漏れ対策でありながら、耐震工事も兼ねています。

瓦屋根を金属屋根に変更すると、屋根の重さは3分の1以上軽くなり、建物の重心を低くすることができます。重心が低い位置にあると地震の揺れの影響を低減できるため、結果的に耐震にもつながるということです。

 

瓦屋根を撤去します。

 

下から見ると、何だか幻想的。

 

防水のためルーフィングを敷設します。

 

その上にガルバリウム鋼板屋根を葺いて完了です!  

 

 

 

▼続きのブログはコチラ

リノベ徹底解説「稲田の家」 2

 

【くわはら】

2019.03.27

木の外壁

スタッフブログ

稲田の家リノベーションが佳境に入っています。

 

 

 

外部は付加断熱し、杉板張仕上げ。

 

 

 

内装をスケルトンにしないリノベーションでは、防湿シートを軸の外側に施工します。

そして、その外側に付加断熱し、タイベックシルバー、胴縁、杉板と施工します。

 

 

 

木の外壁にすると、やはり佇まいがしっとりとしてきますね。

そして、窓の配置を工夫し、屋根を整えると・・・。

 

 

 

こちらがビフォー。

こちらがアフター。

 

 

 

この後、外壁をプラネットウッドコートで塗装していきます。

 

 

 

こんな感じです。

 

 

 

 

来週末、予約制の見学会開催しますのでよろしければお越しください。

【こじま】

2018.06.26

浴室改修工事

スタッフブログ

今回も古い浴室を暖かく改修する工事のご紹介です。

M様の実家のお風呂のボイラーが壊れてしまったので、この際お風呂を何とかしたい!というご要望で工事はスタートしました。

 

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M様が狭いといっていた浴室は、最近見ることが無いバランス釜でした。

アルミサッシの大きな開口、タイル張りのブロックは熱を逃がしやすいので、とても寒いのです。

 

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外壁を解体し、既存の浴槽やがれきを取り出します。間仕切壁も柱以外は解体します。

左の写真は解体中。右の写真は解体後。

 

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外壁・間仕切壁ともにグラスウールを施工します。このように断熱材を施工することで外部からの冷気を防ぎます。

また、グラスウールは湿気などで濡れると性能を発揮出来ないので室内側に防湿シートを施工し湿気をシャットアウトします。

 

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浴室外観です。見えているシートはタイベックといい、水蒸気は通しますが、水は通さない防風・防水・透湿シートです。

外壁の内側に防湿シート、外側にタイベックと壁内の湿気を外部に逃がすように施工することがポイントです。

室内外をしっかり施工することで断熱性能を長持ちさせます。

 

DSC_0003

床下も断熱材を施工します。

押出発泡ポリスチレンフォームを使い、地面からの冷気を防ぎます。

浴室を断熱材で包んであげることで、浴室内の暖かさを逃がさないようにします。

 

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新しい浴室が完成しました!システムバスはパナソニックのリフォムスというグレードです。

パナソニックの酸素美泡湯は湯冷めがなく、お肌がつるつるになる効果もあり、人気機能の一つです。

浴室の広さは変わりませんが、浴槽が大きくなり広く感じます。窓は断熱性能の高い樹脂サッシでトリプルガラスを採用することで、窓からの冷気を防ぎます。

外部の仕上げは杉板の外壁材を使用。既存の外壁になじむようにバニラ色で塗装しています。

 

暖かく快適な浴室になり、喜んでいただけました。

【おおかわ】

2018.01.22

信州での家づくりバイブル発売
(プレゼントあり)

スタッフブログ

SAH本チラシ

皆さんは「信州の快適な住まいを考える会」(略称:SAH会)を

ご存知でしょうか?

 

 

産学が連携し、長野県での快適な家づくりを研究している集団です。

信州大学工学部と長野高専環境都市工学科が「学」。

県内で手法は違えど快適な家をお客様に提供したいと考え、実践している

工務店が「産」。

さらに「産」には快適な家づくりに必要な部材を供給してくれる会社もいます。

 

 

このプロ集団は実に30年前から活動をしていました。

 

 

コツコツと研究し、コツコツと学び、コツコツと造り、

住まい手に喜ばれてきました。

 

 

そんな30年の節目に、もっと多くの県民にSAH会を知ってもらいたい、

もっと身近に快適な家を造る真面目な工務店がいることを知ってもらいたい、

という想いから本を出版しよう!ということになりました。

 

 

取材は昨年2月からスタート。

スタッフは信大生や信大OB・OG。

会員が造った引渡済の住んでいる家を直撃取材し、

住まい手に住み心地を聞いてみるという大胆な企画。

 

 

まず、工務店とお客様の信頼関係がないと引渡後の

家を見せてもらうことは不可能です。

 

 

そして、取材スタッフは「工務店って何?」という

信大生・・・。

 

 

率直な意見が飛び交い、「ああ、工務店って世間ではこんなにマイナーな

存在なんだ・・・」とがっかりしたり、「真冬に家を体感してもらえば

絶対に評価していただける」と自信を持ったり、複雑ながらも楽しい

取材でした。

 

 

そんな本が出来ました!

 

タイトル

「信州の快適な住まいをつくる本」1,080円

 

 

1月28日頃から県内有名書店で販売する予定です。

 

 

そんな新書を、なんとプレゼントする企画があります。

 

今週木曜日にトイーゴ、土曜日は岡谷イルフプラザへ出版記念セミナーを

聴講に来ていただいた方には無料で贈呈します。

詳細はHPで案内していますので、よろしければご覧いただき、

参加してください。

 

大雪が心配なんですが・・・(汗)

 

【こじま】

2017.01.19

住宅の断熱化と健康

スタッフブログ

しなのいえ工房では住宅の断熱化にこだわっています。

寒いのは敵だ!とばかりに、みなさんに樹脂サッシや断熱改修をオススメしています。

それは、リフォームで樹脂サッシに取り替えたり、断熱改修をすることで住まい手の健康を守ることが出来るためです。

 

では具体的に住宅の断熱化がどのように健康に関係するのでしょうか。

一般社団法人日本サステナブル建築協会では、1月13日に住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査の中間報告を行いました。

 

それによると、冬期において起床時室温が低いほど、血圧が高くなる傾向がみられ、高齢者ほど室温低下による血圧上昇が大きいことが確認されました。

また、断熱改修によって室温が上昇することで居住者の血圧が低下する傾向も確認されたそうです。

 

また、「スマートウェルネス住宅等推進事業」の調査で得られた1753人の有効サンプルを分析した結果、冬期の朝に室温が10℃低い場合には血圧が7.3mmHg高くなったそうです。

さらに、年齢が10歳高齢になると8.8mmHg高くなったと。

ここから、高齢者ほど室温低下による血圧の上昇が大きいことがわかります。

 

ところで、居間または脱衣所の室温が18℃未満の住宅では、入浴事故リスクが高いとされる熱め入浴(42℃以上)の確立が高いそうです。

安全な入浴として、消費者庁では湯温41℃以下で10分未満に浴槽から上がることを推奨しているそうです。

恥ずかしながら、この入浴方法は初めて知りました・・・。

入る時の温度差はNGということは知っていたのですが、入浴時間まで制限されるとは。

 

この調査は事業が終了する2018年度まで行われますが、現時点でも明らかに住宅の断熱化と健康に関係性があるということがわかってきました。

医療費削減・ピンピンコロリを目指すうえでも、これからさらに断熱リフォームをおすすめしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2015.12.03

お手軽断熱工事 -気流止め工事-

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こじまより、「お手軽断熱改修工事についてご案内差し上げて。」と、まさかのブログ内で指示されましたので今回はそのお話を。。。  

 

今年の冬は暖冬と言われていますが、それでも朝晩はしっかりと冷えますね。私は朝が苦手なもので、特にこの季節はなかなか布団から出れず、苦しい思いをしております。お客様からも寒さによるお悩みが多く寄せられる季節です。そんなときにまずご案内をするのが、「家に住みながら」そして「壁や床などを壊さず」にできる『気流止め工事』です。  

皆様の御自宅には、断熱材は入っておりますでしょうか? 「床にも壁にも天井にも、しっかり入ってるから大丈夫!でもなんだか寒いんだよな~」 なんて思われることはありませんか?実はその断熱材、あまり効いていないかもしれません。  

まずは、下の画像をご覧ください。 気流止め(NG)

断熱材がしっかりと入っているため、一見すると暖かい住宅に見えるのですが、床ー壁・壁ー天井間がしっかりと区切られておらず、空気が流れてしまっています。断熱材は空気を静止させることにより、断熱効果を発揮しますので、このように空気が流れてしまうと断熱材が働きません。極端に言えば断熱材が無いと同じ状態です。

このような住宅は、せっかく暖房設備により室内を暖めても、すぐに熱が外に逃げてしまいますので、暖房効果を感じにくく、快適な住宅とは言えません。また、暖房設備は逃げた熱を補うように、パワーを上げて運転しますので、暖房コストも上がってしまいます。   そんな住宅に効果的な断熱工事が、「気流止め工事」です。 気流止め(OK) 壁内部での空気の流れが起きないように、床ー壁・壁ー天井間を気密シートや発泡ウレタンで区切り、密閉します。このようにすると断熱材が本来の断熱性能を発揮することができますので、室内の熱が逃げずに、暖かい快適な室内環境となるのです。

 

「高断熱高気密住宅」という言葉を聞いたことのある方も多いと思います。この中の「高気密」とは、上記のように断熱材が本来の断熱性能を発揮させるために「気流を止める」(=「高気密」)ことが必要であると言っているのです。   この「気流止め工事」は、施工場所が床下と屋根裏のみで、居住空間の工事はありません。そのため、御施主様は近所のアパートに一時的に引っ越すような必要もなく、御自宅でいつもどおりの生活をして頂けます。また、壁や床などを壊さずに済みますので建物へのダメージもありません。

ただし、あくまで断熱材が持つ本来の断熱性能までの断熱効果となりますので、そもそも断熱材が不足している場合はあまり効果を感じることができません。そんなときは、断熱材の追加の工事もおすすめしています。一番工事がしやすい天井部分の断熱施工工事と同時に行っても3~5日程度で完了します。工期も短いので工事費用も抑えることができ、非常にコストパフォーマンスのよい工事と言えるでしょう。  

 

寒い冬を快適に過ごすために、ぜひご検討いただきたい工事です。

【くわはら】

2015.10.13

断熱改修とは

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しなのいえ工房は断熱改修工事が得意です。 ちょっととっつきにくいこの言葉、少し分かりやすく説明したいと思います。   まず、断熱改修ってなんでしょう・・・。なんだか難しそうなワードですよね。 簡単に伝えると、「いえを暖かくするリフォーム」ということになります。もちろん、夏は涼しくなります。   では、具体的に何をするか。 まず、熱が逃げていくところから、逃げていかないようにする。 家のなかで一番熱が逃げていくところはどこでしょう? 答えは、窓です。 窓から熱が逃げるのを防ぎましょう。   アルミサッシの枠や単板ガラス(一枚ガラスのことです)からはガンガン熱が逃げていきます。 冬に触ると冷たいところや結露しているところは温度が低い証拠です。 冷たい空気はたくさんの水蒸気を含むことが出来ないので、水になってしまうんですね。 これを直します。出来れば枠を含めたサッシ丸ごと交換してしまうのがベター。 せっかく取り替えるなら、樹脂サッシ+Low-Eペアガラスがいいですね。 最近ではトリプルガラスもおすすめです。   次に壁の中の空気を止める。 これは分かりづらいですよね。 そもそも、断熱材ってなんで断熱出来るのか、考えてみましょう。 空気があるからです。 空気は熱を伝えにくいですよね。 断熱材の中には空気がたくさんあります。そして、断熱材は空気が動かないことで、断熱材として機能するんです。   ところが・・・。 在来工法では断熱材の中の空気が常に動いてしまうような施工が長い間行われてきました。 それって、どんな施工でしょう? 具体的には、床下の空気が屋根裏まで上がっていく道がある、ということです。 壁の中の空気は、常に床下から冷たい空気が上がってくるため静止出来ず、断熱材は全く本来の性能を発揮出来ません。 そこで、床下から壁内につながる「道」をふさぐのです。 同様に、壁から屋根裏につながる「道」もふさぎます。 すると、空気が静止するため、断熱材が効きはじめます。 壁の断熱材を入れ替えることなく効果が出るのでマジックのようです。   さらに、壁の中に湿気が入らないようにするとか、換気をしっかりするとか、 工事の規模によってやることがいろいろあります。   ところで、工事の規模ですが、お客様のニーズや予算でさまざまです。 浴室だけとか、トイレだけとか、いえ丸ごと!とか、いろいろあります。 いえ丸ごとの断熱改修をもっと分かりやすくご案内出来ないか?と考え、 「スケルトンリフォーム」というカテゴリーを作りました。 骨組みだけ残してリフォームする、というイメージなんですが・・・。 伝わりますかね。   では、何のために断熱改修するのでしょうか? 答えは一つ。住まう人の健康を守るため、です。 温熱環境を整え、ヒートショックや冷えによる健康被害をなくす。 空気環境を整え、結露が原因のカビやダニによるアトピーやぜんそくをなくす。   今、日本にある住宅5000万戸のうち、平成11年基準の断熱性能をクリアしている ものはたったの5%しかありません。 ここを底上げしていくと医療費が減るのです。 なので、国はもっと断熱改修に力を入れるべきです。   同時に我々設計者も、正しい断熱改修の技術を学び、適切な工事を行う責務があります。 しなのいえ工房では毎年何件もの断熱改修工事を行っていますが、 まだまだ自ら断熱改修して下さいというお客様は少ないです。 一方、実際に断熱改修を行ったお客様からは必ず満足のお言葉をいただきます。   今後も、よりたくさんの工事例をホームページでご案内し、 断熱改修工事が世の中に早く広まるよう努力したいと思います。  
【こじま】