2020.07.31

上松の家上棟

スタッフブログ

ようやく梅雨が明けそうな雰囲気になってきました。

 

今年は本当によく降りました。

 

7月の千曲川は毎日濁っていた印象です。

 

 

 

さて、そんな梅雨末期の間隙を縫って、上松の家が上棟しました!

 

 

大型パネル初採用でしたが、スムーズに進み予定通り夕方には屋根の下葺きまで完了し、

見事雨仕舞が出来ました。

 

準備段階で一番ヤキモキしたのはやはり天気でしたが、お施主様はじめ関係者の行いがとてもよかったのか、大雨には降られずに安全に作業できました。

 

一日の作業の状況をタイムラプスでどうぞ。

 

 
 
 
ところで、前回のブログで今回の上松の家ではチャレンジが3つあるとお伝えしたかと思いますが、今日は2つ目をご紹介します。
 
 
それは片引き窓です。
 
引違だと開口の半分しか開きませんが、片引きで壁の中に引き込むとすべて開口することが出来ます。また窓が閉まっているときも全面ガラスとして景色を楽しむことが可能です。
 
引き込む分、壁を厚くする必要がありますが、付加断熱が標準仕様なので相性はよさそうです。
 
 
もちろん、この納まりとするには手間がかかりますが、ここぞという場所に採用すると素敵な開口部になりますね。
 
 
 
これが現場です。
 
この画像はサッシが閉じている状態です。
 
2階の南東から長野市街地越しの山々の稜線と庭木を楽しみます。
 
窓を両方開けると、まるで外部空間にいるような気持ちよさ。
 
 
外部から。
 
 
 
 
 
南を向いたところです。
 
天井は斜天井となります。
 
 
 
 
 
2階東向き。
 
 
 
 
北東の窓からは庭木のノムラモミジ越しに里山である三登山を望みます。
 
 
 
 
 
 
 
外部全景。1日でここまで進みました。
 
 
 
 
 
 
で、今日は現場シートを設置してにぎやかになりました。
 
 
 
 
8月23日は予約制で断熱構造見学会を開催します。
 
よろしければぜひお越しください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【こじま】

2020.06.15

【穂高の家】オープンハウス

スタッフブログ

昨日の大雨で長野市には大雨警報が発令されました。

 

 

そんな大雨予報の中・・・・

 

 

長野市上松【丘に建つ家】の地鎮祭が厳かに執り行われました。

 

9:00スタートだったのでちょっと心配でしたが、Y様ご家族の普段の行いがよいらしく、雨が降り出す前に無事地鎮祭は終了しました。

 

Ý様、おめでとうございます。

 

4月に生まれた赤ちゃんは土地の神様が降神されているときにどうも会話されていたようで、しきりにおしゃべりしていました。

 

 

 

この住まいは斜面に馴染むデザインとして片流れの屋根を採用しています。

 

そして、外壁にはカラマツヒートウッドの採用が決まりました。

 

 

無塗装で、腐らない。

 

 

メンテナンスフリー。

 

 

色合いはナチュラルエイジング。

 

 

寸法安定性がある。

 

 

これをファサードラタン(目透かし張り)縦張りで仕上げる予定です。

 

 

 

今からしっとりとした仕上がりが目に浮かびます。

 

 

そして、この現場では今話題の大型パネル工法を採用します。

 

 

理由は労務環境の改善と工期短縮。

 

 

住宅の高性能化に伴い、大工は重いものを持つ仕事が増え労務環境が悪化していました。

 

弊社標準採用のトリプルガラスサッシは100kg超がザラにあります。

 

重い荷役作業の負担を減らし、長い間技能者として活躍してもらうには労務環境の整備は必要ですよね。

 

 

また、付加断熱を標準としている弊社では壁がタイベックシルバーになるまでに結構な時間がかかっていたのです。

 

 

7月下旬の上棟に向け、鋭意準備中です。

 

 

 

 

さあ、一方安曇野では【穂高の家】オープンハウスが行われています。

 

外観です。

 

平屋の山小屋をイメージしているので、高さを抑えています。

 

いつも通り、日よけ戸を採用しています。

 

日よけ戸を使うと、外部から室内が見えにくく、プライバシー面で好評です。

 

しかし、室内からは意外と庭がしっかり見えるというスグレモノ。

 

 

外構が仕上がっていないので、全体イメージがつかみづらいですね・・・・。

 

素敵な庭が完成したら、ホームページでご案内させていただく予定です。

 

 

庭のデザイン原案です。

 

なんとなくイメージ伝わりますか?

 

見たくなる庭、見たい景色、そこに窓をつくる。

 

 

 

庭のデザインはよりよく変わる予定で、現在オーナー様が検討中です。

 

 

完成が非常に楽しみですね。

 

 

 

そして、内部。

ダイニングから吹き抜けがある居間を見ています。

 

ダイニングのペンダントライトはオーナーチョイス。

 

木製で、直接光が目に入らず、とても素敵です。

 

ビオシールで仕上げた壁のしっとり感は実物を見ていただかないと分からないと思います。

 

 

穂高の家 リビング写真

ダイニングの天井高は2150です。

 

この天井高も現地で体感していただかないと分からない部分ですね。

 

階段下が和室への入り口です。

 

茶室に入るくぐり戸のようです。

 

和室からは座の視線で常念岳を楽しめるようになっています。

 

和室前はミニテーブル。

 

 

ここで宿題やってくれるかな。

 

 

穂高の家 2階写真

階段上がると正面に常念岳。

 

天井を照らす間接照明が素敵です。

 

 

2階の斜天井は楽しいと思います。

 

 

端の低いところがいい感じですよ。

 

 

 

オープンハウスは今週19日まで。

 

予約制で承りますので、ご都合よろしければぜひお越しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.06.11

庭の木

スタッフブログ

今日から梅雨入りだそうです。

 

 

この夏は水不足が懸念されていますので、ほどほどのお湿りは感謝です。

 

 

ただし、ほどほどにしていただきたいものです・・・。

 

 

 

 

 

さて、昨年の秋にお引渡しした【八幡の家】。

 

 

こんな感じでしたが。

 

 

 

 

 

先日、住まい見学会でお客様をご案内した時のがこちら。

 

 

いいですねえ。冬枯れ・紅葉もいいけれど、やっぱり緑は美しい。

 

 

 

 

そして、ウッドデッキの手前には家庭菜園が・・・。

 

 

サツマイモがいました(撮影忘れ)。

 

 

 

庭に木があると、とっても素敵な住まいになりますよね。

 

 

 

建築は一生懸命造り込んで、造り込んで、職人さんやスタッフみんなで頑張るんですが。

 

 

緑に一瞬で持っていかれる(笑)・・・・

 

 

 

まあ、美しいのでよしとしましょう。

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.06.06

撮影と取材

スタッフブログ

【草越の家】の撮影と取材立会に行ってきました。

 

オーナーはJoe Forest Guitar Houseのジョーさんです。

(ウッドデッキでブルース演奏していただきました)

 

大阪で長年ギター工房を営んでおられましたが、昨年御代田町に移住されました(お店も移転)。

 

 

理由の一つは「大阪の夏がめちゃくちゃ暑い!」とのことでした。

 

 

 

建築前のご相談時も伺っていたのですが、今日はより詳しくお話を聞くことが出来ました。

 

 

 

■夜はエアコンつけっぱなしでないと無理。停止して10秒経ったら目が覚める(暑いんですよね)

■エアコン設定温度下げすぎると体調崩す

■市街地なので周囲は舗装され、天気予報の温度とは違う。普通に40℃くらいある(これは・・・・)

■窓開けると隣家のエアコン室外機の熱風

 

やはり、だいぶ深刻だったんですね。

 

 

私も20歳から数年首都圏にいましたが、確かに夜間冷房なしで眠るのが難しかったのを記憶しています。

近年の気温上昇でさらに状況は悪化しているのでしょう。

 

 

 

そして最近は長野市でも冷房が必要な期間が増えているのを実感しています。涼を求めてというより、命の安全を求めて寒冷地への移住が加速するのではないでしょうか。

 

さらにコロナでリモートワークも市民権を得ました。

 

新しい生活様式に長野県はうってつけ?。

 

ということで、新幹線の駅周辺(佐久・上田・長野)にミニバブルが押し寄せるような予感がしています・・・。

 

 

国の機関も来るか!?

 

 

 

 

・・・・・御代田は平和です。

 

 

ジョーさんによると、なんでも御代田町は軽井沢町より移住者に対して政策がやさしい感じなんだそうです。

 

そんなこんなで撮影と取材は進みました。

 

 

建築時に伐採した敷地内の木を冬の間に薪割りしたものがデッキに積みあがっています。

 

ところで、ジョーさんが薪ストーブで使う薪の量をググったら一晩で4束などの情報があり、一生懸命薪割したそうですが、この冬の結果は1/4くらいの使用量で済んでいるそうです。

 

確かに、Ua=0.28の住まいですから。

 

 

また、薪割りは都会の方たちには楽しそうな遊びに見えるらしく、なんでもSNSでジョーさんが薪割り動画を発信したらお友達が薪割りしたいということで今度遠方より来られるとのこと。

 

健康増進にもオススメです。

 

 

 

 

コロナ禍でも毎日外仕事や庭いじりが出来たので全くストレスは感じなかったとのこと。

 

うーん、理想的。

 

 

 

郵便ポストも作ったのですが、受け口のふたはジョーさん作。

 

なんでも、小鳥が巣をつくってしまうのだそうです。

 

自然豊かですね。

 

キジ、キツネ、キジバト、モグラなど御代田ライフではいろいろな出会いがあるようです。

 

 

 

 

居間はすべてのエリアへのハブとなっています。

 

床は北相木村のカラマツです。50年生以上のものしか使わない、幅広で上質な床材です。引き渡しから半年、経年美化が徐々に進んでいます。

 

 

 

工房の材料置き場。

 

高断熱住宅は過乾燥になるので、以前購入したギター用材料の大半がダメになるのを覚悟したとおっしゃっていましたが、意外に動きは見られなかったとのこと。購入時の乾燥がしっかりされていたんだろうとのことでした。

 

ただ、赤で囲った材料は胡散臭い業者から安く仕入れたものだそうで、動いてしまったとのことです。

 

 

木材にとって、高断熱住宅の冬は本当に厳しい状況なのです。

 

 

 

 

撮影は延々と続き、夕暮れ時にわがままを言って薪ストーブに着火していただきました。

 

この家で入れてよかった一番の設備はと聞かれたら「薪ストーブ!」と答えるそうです。

 

・・・分かります。

 

炎の揺らめきを見ていると、時間がたつのを忘れてずーっと見ていたくなるし、全身で浴びる輻射熱の心地よさ・・・。

 

 

ジョーさんは薪ストーブの前に背もたれ付きの椅子を置いていません。

 

理由は・・・・

 

 

仕事をしなくなるからだそうです(笑)

 

 

共感。

 

 

 

ちなみに薪ストーブは完全にジョーさんのおもちゃとなり、奥さんはいまだに触っていないそうです(笑)

 

(誤解なきように、この住まいはパネルヒーターで全館暖かく過ごされていることを付け加えておきます)

 

 

 

 

 

撮影は19:00に終了。

 

ジョーさん、奥様、長時間大変ありがとうございました。

 

 

動画が出来たらアップしますのでお楽しみに・・・。

 

 

 

そうそう、この【草越の家】で住まい見学会+ジビエBBQを7月に企画しています。

 

住まい見学しながら、移住のことを聞きながら、BBQいかがでしょうか。

 

興味ある方は連絡ください。

 

公式にはまたご案内します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.06.04

窓と家の性能相関関係

スタッフブログ

日射しが強い!

 

なんでも男性は普段からお肌のケアに化粧品を使っていない方が多いようですが、どうもケアしたほうがいいようです。最近は紫外線が強いので・・・。

 

先日、現場で地縄を張りましたが3時間くらい晴天の下にいたら・・・お肌ヒリヒリです。

 

 

 

年齢でしょうか・・・。

 

 

 

 

 

さあ、今日は興味深いお話をします。

 

 

窓から長野県でHEAT20 G2グレードの住まいが年間どれくらいつくられているのかを考察します。

 

 

まず、令和元年に長野県で建てられた住宅は6868戸とのこと。

 

 

この数字が元になります。

 

 

 

では、下の表をご覧ください。

 

最近の住宅に使われている窓ってどんな割合なんだろう、という表です。

 

窓にはアルミ・アルミ樹脂・樹脂・木製とありますが、現在それぞれどの程度の割合なんでしょうか。

 

 

北海道はさすがに樹脂化が進んでいますね。

 

東北も55%が樹脂、まあそうだよな。

 

長野県は中部地域に入るということですが・・・・

 

 

え、18%?

 

 

少なくないですか。

 

 

と思ったら、やはり他県も含まれていますので。

 

 

はい、ここから長野県のみの数字を抽出すると、45%になるそうです。

 

6868×0.45=3090戸が樹脂サッシ。

 

結構頑張ってるなあという印象です。

 

しかし、メーカーによってペア用とトリプル用の割合が大きく変わっています(これは非公開です)。

 

 

さあ、次です。

 

 

樹脂サッシでトリプルガラスを採用している割合はどれくらいなのでしょう。

 

 

下の表は複層ガラス取付率の表です。

中部地域のトリプルガラス採用率は3%。

 

では長野県はどうなのでしょう。

 

 

サッシメーカーさんの協力による独自の調べによると、3090戸のうち、800戸程度がトリプルガラス採用案件だそうです。

 

 

そして、G2グレードを達成するには付加断熱が必須となってくるであろうことから、800戸のうち付加断熱をしているつくり手はどれくらいなのだろう・・・と考えました。

 

でも、分かりませんよね。

 

 

どう推測しようか考えていたところ、トリプルガラスサッシを販売しているサッシメーカーさんの中で、トリプルガラス販売の際、つくり手にUa値を確認しているところがありました!

 

今、その集計結果を待っているところです。

 

 

 

結果が分かったらまたお知らせします。

 

 

 

 

で、ここから下はたらればです。

 

 

たとえば、800戸のうち6割が付加断熱をしていた場合、480戸となります。

 

800戸のうち、3割が付加断熱していたら240戸。

 

これは多いのか、少ないのか。

 

 

いずれにしても全体の供給戸数からすると、10%以下ですね。

 

G2グレード、もっと増やしていきたいものですが。

 

さあ、窓と家の性能相関関係がなんとなく見えてきましたでしょうか。

 

もし、HEAT20 G2グレード性能の住まいを建てたければ、【樹脂サッシ+トリプルガラス+付加断熱】を採用しているつくり手に注目するとよいかもしれません。

 

 

 

やっぱり、窓って一番熱が逃げるので、そこを理解してどう対応していくかが大事ですね。

 

 

【こじま】

2020.05.30

気密測定

スタッフブログ

先日、新築現場で気密測定を実施致しましたので、今日は気密の話を少し。

 

 

 

高断熱高気密住宅。

 

 

 

このサイトにたどり着いた方はこのワードをご存じかもしれません。

 

 

健康で快適に暮らすには断熱・気密・換気がとても重要です。

三位一体。

どれが欠けてもいけません。

 

 

 

高断熱は文字通り、断熱性能が高いこと。

 

基本的には断熱材を分厚く入れましょう。

 

どんな種類の断熱材をどれくらい入れるのがいいのか、コスト(イニシャルコストとランニングコスト)と得られる環境を見比べて決めなければいけません。

 

この話はまた今度。

 

 

 

 

さて、高気密。

 

 

そもそも、どうして高気密が必要なんでしょうか。

 

 

高気密だと窒息する!とか、木材が呼吸できずに腐る!などという方がまだいらっしゃいますが・・・。

 

・・・・正しくありません。

 

 

 

 

高気密が必要な理由。

 

 

一つ 隙間風が入ってこないように。また熱が隙間から逃げないように。

 

二つ 湿気が壁の中に入らないように(気密と防湿を兼ねてます)。

 

三つ きちんと換気するために。

 

 

きちんと換気するために?

 

どういうことでしょう。

 

 

いつもおいしい空気で呼吸するには、新鮮な空気を入れたいところからきちんと入れて、出したいところからしっかり出すという換気計画が不可欠です。

 

そのためには、空気の出入り口以外の隙間をふさぐ(=高気密)必要があるのです。

 

 

ストローでコップのジュースを飲もうとしたとき、途中に穴が開いていたらうまく吸えませんよね。

 

 

じゃあ、それだけでいいのか?

 

 

ダメなんです。

 

換気扇の選定も大事です。

 

 

 

換気扇は主に下記2種類かと。

 

プロペラファン・・・扇風機みたいな羽根

シロッコファン・・・ドラムみたいな形。円柱状。

 

 

換気扇の種類によってジュースを吸う力、つまり空気を運ぶ力(静圧)が違うのです。

車のエンジンに例えるならトルク。

 

 

吸う力が弱ければ、ストローに穴が開いていなくても吸い上げられませんよね。

 

また、ストローが1mくらいあったら吸う力を強くしないと吸えないはずです。

 

 

この「吸う力」が強いのが、シロッコファン。弱いのはプロペラファン。

 

プロペラファンが各部屋についているおうちもありますが、回ってるだけで空気を運べていません。

 

つまり、においも消えにくいし、換気されないのでCO2濃度も上がり、結露の可能性も高まるということ。

 

 

・・・ということで、弊社では24時間換気の換気扇はシロッコファンが必須と考えています。

 

 

ここまで読んでいただくと、気密と換気は切っても切れない関係だということがお判りいただけると思います。

 

 

前置き終わり。

 

 

 

それでは気密測定について。

 

 

気密測定の仕組みですが、測定用の大きなファンで室内の空気を外へ出したときの室内気圧測定により行われます。

隙間が多い(低気密)住宅ではファンで排気しても隙間から外気が流入してくるので、室内の気圧に大きな変化はありません。スカスカな状態ですね。

それに比べ、高気密住宅は小さな隙間しかないので、排気すると室内側の気圧が低くなります。
この関係を利用して、「外に出した空気の量」「室内と外気との気圧差」を測ることで「隙間の面積」を計算することが出来ます。

 

気密測定の様子を動画に収めてみましたのでご覧ください。

 

 

■気密測定してみました

https://youtu.be/IaZ-swX68xM

 

 

 

測定シートです。

 

C=0.5と良好でした。

 

C値(隙間相当面積)は隙間面積を実質延べ床面積で割ったものです。

 

一昔前は寒冷地では2.0以下にしなさいという指針がありましたが、現在はありません。

 

それではC値はどれくらいが適正なのでしょうか。

 

関係ない、1.0以下、0.5以下、0.3以下じゃないとダメなどいろいろな意見がありますが、私の理解では、C=1.0程度で高気密住宅という認識です。

 

1.0以下であれば大きな違いはありませんので、それ以上は気密性能にはこだわらずに断熱性能を上げていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.05.27

壁の断熱仕様

スタッフブログ

週末の長野は30℃まで気温が上がり、夏・・・。

 

 

いやいや、ちょっと早いですよねえ。

 

 

で、避暑。

 

 

 

というわけでもありませんが、白馬に行ってきました。

 

 

久しぶりだなあ、白馬。

 

 

 

目的は「スノーピークランドステーション白馬」

 

 

建築家隈研吾設計の複合施設です。

 

 

北アルプスの山並みのような屋根と低そうな軒先を体感してこよう、というわけです。

 

 

並んでいる人との対比で軒先が低いの伝わりますか?

 

屋根越しにも山が見えますね。

 

 

ちなみにコロナの影響で長野県民限定オープンで、3密防ぐため入場制限しているようです。

 

 

 

24日13:00着くらいで20分程度並びました。

マスク着用・県民証明提示・検温チェックなど、厳しめの関門をクリアし、入場します。

(入場は無料)

 

 

 

待ち時間に見上げてみると、屋根の支持は鉄骨をカットしたり、絞ったり・・・。

 

 

加工、大変だったろうなあ。

 

 

中に入ると・・・。

 

八方尾根や白馬の山々が一望出来ました。

 

 

西面の山側にはデッキと芝生のスペースがありましたが、芝生スペースは養生中とのことで入れませんでした。

 

そしてこの木組み。

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

内部右手はこんな感じ。奥にスタバがあります。

 

 

 

 

内部左手がレストラン。左に見えるのはヒノキのスライスを壁に連続してくっつけたもの。

 

これは思いつきません。

 

 

 

壁に留め付けるの、大変でしょう。

 

ところで、このヒノキとヒノキの間に断熱材入れたら、すごい付加断熱になるねえ。

 

 

などと、必要以上に長い前置きからKMブラケットへ話をねじまげてみます。

 

 

 

はい、これが弊社の壁断熱の標準模型です。

 

青いのがKMブラケットといいまして、付加断熱の下地になります。

 

ポリカーボネート製ですので、強度はバッチリ左官壁でも支えます。しかも熱橋にならない。

 

見えているピンクの断熱材は高性能グラスウール16K105mmで、これが付加断熱の部分です。

 

断熱材を施工したら直ちにタイベックシルバーを施工し、胴縁・外壁と進みます。

 

 

 

反対側から見たところです。

 

ピンクのテープは気密テープの代わりです。

壁の室内側なので防湿シートを施工しています。最近では防湿シートに調湿シート「インテロ」を使うことが多くなりました。

 

夏型結露のリスク軽減のためです。

 

 

床付近にも注目です。

 

 

大引間断熱をしますが、その前にタイベックを施工し、気流止めとしています。

 

その後、90mmの大引間断熱、続いて根太間断熱50mm、そして防湿シート、合板と続きます。

 

手間がかかっています・・・。

 

基礎断熱にすればもっと簡単に気密出来るのに。

 

 

 

 

しかし、このやり方を変えるつもりはありません。

 

 

 

 

シロアリのことを気にせずに枕を高くして眠りたいからです。

 

 

 

 

・・・・また話がそれました。

 

 

壁の断熱仕様ですが、このように付加断熱をデフォルトにすると、HEAT20G2グレードは簡単にクリアできるようになります。

 

 

その環境・ランニングコストは・・・・・。

 

 

やさしい。

 

 

 

という言葉が適当でしょうか。

 

 

 

あっそうそう、よくいただく質問に、「冬暖かい家は夏も涼しいですか?」というのがありますが、答えは基本的には涼しい、となります。

 

熱が逃げにくいので冷やした室内の空気は逃げにくいのですが、熱が入ってしまうと逃げにくいということでもあります。

 

夏はどのように日射しを外でディフェンスするかが勝負です。

 

 

夏の作戦、設計時にしておいてください。

 

 

 

今日は壁の話でした・・・・・・。?

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.05.19

安曇野市【穂高の家】完成見学会に向けて

スタッフブログ

安曇野市穂高で建築中の【穂高の家】。

 

先日、足場撤去前の外部検査に行ってきました。

 

塗装屋さんの外壁塗装はタッチアップ作業中。

 

足場のまちかどシートはいかがでしょうか。

街並みにうるおいを届けられたでしょうか。

現場の前をいつも通る幼稚園生に感想を聞いてみたいのですが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

下屋の外壁との取り合い部分です。棟換気部材を半割にして通し(端から端まで)で取り付けます。

 

大屋根の棟換気もそうなのですが、棟換気はケチケチしてはいけません。

 

小屋裏換気量の基準はありますが、小屋裏換気量が多すぎて困ることはありません。

私はこれを【天然の補助エアコン】と呼んでいるくらいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

窓廻りのシールも確認します。

窓が引っ込んだ納まりとなる場合、取り合いが非常に複雑になります。

特に外壁の下端から水を吸い上げることがないようにするのは至難の業です。

 

そんな時、このドイツ製窓水切「グートマン」は素晴らしい働きをしてくれます。

 

両サイドの水切エンドキャップがコの字となっていて水切から外壁を遠ざけることが出来るのです。

水切にかかった水を吸い上げることもありません。

 

長期メンテナンスフリーとするには、水切に直接シーリングはできれば避けたいところなのです。

 

 

水切奥の立上り部分はゴムパッキンで防水します。

 

ドイツの方はやはりカタイ仕事をしてくれますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見学会に向け、木工事は終盤に差し掛かったところです。

2階はこの後、壁のボードを張って内装屋さんにバトンタッチします。

 

 

 

 

 

 

戸袋はこんな感じでつくられています。

奥に見えるのは吹き抜け部分の仮足場です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和室の入り口はRとなっていて、ちょっとかわいい感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

階段はツガの無垢です。

 

ストリップで西側からの光を通します。

 

お楽しみに。

 

 

 

 

さて、【穂高の家】完成見学会ですが、見られる期間を告知させていただきます。

 

 

※予約制となります。

 

■6月14日(日)10:00~16:00まで1時間ごと。最大2組様。

なお、16:00からはオンライン見学会です。zoomで複数参加可として開催します。

オンライン個別見学会ご希望の方はお問合せください。

 

■6月15日~19日は随時。予約希望があれば対応します。

 

新型コロナウィルス対策をしながらの開催です。

マスク着用・体調管理されたうえでご来場ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こじま】

2020.05.16

模型で検討する

スタッフブログ

長野県では新型コロナウィルスの緊急事態宣言が解除になりましたが、これから経済活動をどう着地させるのか色々と考えることが山積しています。

 

ビジネスのモデルが明らかに変わる局面だと思うのです。

 

今までお客様と当たり前のように行ってきたことができない・・・。

 

イベントやお打合せやセミナーなど。

 

 

今回はほんとに困りました。

 

今までWEBで打合せしたことはほぼなく・・・。

 

 

 

いや、ありました。思い出しました。

「小山の家」のオーナーさんは県外在住で建築を進めたので、「facetime」で2度ほど打合せをしました。

 

ただし、その時はオーナーさんはMac、私はiphone。電話のカメラで図面をお見せしながら打ち合わせをしたのです。

1回1時間くらいの打ち合わせでしたが、終わると手が疲れてること疲れてること・・・・。

 

iphoneて意外と重いですね。

 

いやあ、もっと早くzoomと出会っていたら楽だったのに・・・。

 

 

また、緊急事態宣言中、現在建築中のお客様から「skypeかzoom対応可能です」と

メールをいただきましたが、skypeは昔チャットで使ったことあるけどzoomって何?という感じだったのです。

 

 

 

しかし、人間切羽詰まると動くものです。

 

使ったこともない「zoom」を使い始めてみたのです。

 

 

 

すると・・・。意外に簡単でした。

何回かWEB見学会を行いましたが、オーナー様の多大なるご協力があり、大成功だと思います。

 

 

進め方ですが、私と見学者さんとオーナーさんで時間になったらスタートし、

私は事務所でオーナーさんに「ここを見せてあそこを見せて」と、お願いするだけ・・・。

(大変恐縮です)

見学者はオーナーさんに直接質問できる。

カメラマンがご主人で、建具など動かすのは奥様・・・。

素晴らしい連携のもと、メイン開口部のたくさんのレイヤ(障子や日よけ戸)を見ていただくことが出来ました。

 

また、電気代や建築費など、普段なら聞きづらいことも聞きやすいようでした。

(もちろん、お答えできない場合もありますが)

 

 

 

これ、なかなかいいじゃないか・・・。

 

これが私の感想です。

 

 

 

 

他にも契約済のお客様とzoomミーティングしてみました。

 

 

画面の共有が出来、ポインターで同じ場所を示すことも出来るし、線も描けます。

 

 

むしろ、移動時間と移動に使う燃料削減でエコじゃないか!

 

 

 

 

そして今日。

 

 

 

初めてzoomプレゼンさせていただきました。

 

当初は松本市から来社いただく予定でしたが、コロナの関係もあり、zoomで進めることになりました。

 

小さいお子さんもいらっしゃるので、そういう面でもラクだと思います。

 

 

 

さて、前置きが長くなりました。

 

 

私たちはプランを検討するときに模型をつくり検討しています。

 

それは、立体だからこそ確認できることがあるからです。

 

■全体的なデザイン

■隣家との関係

■敷地へのボリューム感

■建物以外の敷地余白部分のボリューム感

 

これらは模型でなければ分かりません。

 

手間はかかりますが、これを惜しむと出来上がるまで立体感がつかめないのです。

 

特に住宅地の場合は視線の交錯や採光の影響を受けそうな建物は必ずチェックする必要がありますので、そんな時にも模型は活躍します。

 

今日も模型をお見せしたら隣の建物のインパクトが結構大きいと理解していただいたようです。

 

その模型がこちら。

ちなみに性能は、Ua=0.26。年間冷暖房費は60,000円程度。

南側に隣家が迫っています。

 

こんな時は建物を振る(敷地に対して角度をつける)と視線を逃がすことが出来ます。

 

 

 

 

余談ですが、住宅地で南側が平屋だった場合、日当たりがいいからとその採光を当てにしてプランニングされる方がいるかもしれませんが、危険です。

 

将来平屋が取り壊され、2階建て(場合によっては斜線制限ギリギリの建物)が建築されるかもしれないからです。

 

採光が不利な条件になっても日照が確保できる設計としたいものです。

 

 

このように模型を使い、位置を変え、角度を変え、最適な設計を目指しています。

 

 

 

 

最後に。

 

 

これも余談ですが、事務所に打合せ用の新しいテーブルが届きました。

(今日来ていただくお客様にお見せしたかったのです)

 

私がイチオシの丸テーブル。JAZZ丸テーブルでググってみてください。

 

 

脚が引っ込んでいるので膝にあたらない!

 

これまたイチオシの椅子(カイ・クリスチャンセンデザインのNo.42やYチェア)と鉄板の組み合わせとなります。

ぜひ一度お尻で体感してみてください。

 

 

最後の最後に。

 

弊社の床壁標準断面をお見せします。

壁は断熱210mm!

こちらも一見の価値ありです。

(これも見せたかったので)

 

 

【こじま】

2020.03.14

ギターの修理とオーダーは・・・

スタッフブログ

コロナウィルスの影響で活動自粛が広がり、皆さんウチで過ごす時間が増えているようですね。

 

知り合いのドクターに聞いたところ、今回のウィルスはインフルエンザよりも治りにくいらしいので、ワクチンができるまでは今しばらくおとなしくしているのがよさそうだとのこと。

目に見えない相手だけにフラストレーションもたまりますが、食事と睡眠で免疫力を高めておきましょう。

 

 

そんなウチで過ごす時間がたっぷりあるというときは・・・

 

ちょっと長文お付き合いください。

 

 

 

昨年秋にお引渡しした御代田町「草越の家」のお話です。

 

 

オーナーは大阪のど真ん中でギター工房を営んでいた、「Joe Forest Guitar House」のジョーさんです。

http://www.joeforest.net/index.html

 

 

 

夏が厳しい大阪から、冬が厳しい長野への移住を決断されました。

移住にあたり、奥様より寒がりな(笑)ジョーさんは高断熱住宅のことを一生懸命勉強したとのこと。

その後、仕事をお願いしようと思っていたご友人からのつながりでご縁をいただくことになりました。

 

 

「林の中の一軒家」のイメージがよかったとのことで、見せていただいた土地は・・・・。

・・・なるほど、ここが入口ですか。結構狭いですねえ。生コン車入るかしら(汗)

 

敷地を南東から見たところです。

植栽に使えそうな樹木がたくさんあり、思わずいつもお願いしている造園屋さんへ連絡してしまいました。

 

ちなみに道路の先には倒木があり、クルマではこれ以上進めず。

画像左側が敷地です・・・。

 

いつも通り設計の手がかりをつかむべく土地の入っていきますが。

 

 

 

 

歩くこともままならず。

見通しもきかず。

トゲトゲしい植物にコウゲキされ。

思わず、天を仰ぐ・・・。

 

 

 

しかしここで負けてはいけません。敷地の樹木は広葉樹(ヤマザクラが多い)で混んで育っているためか、山採りのようにひょろっといい感じです。ぜひ無料で庭の植栽にしたいものです。

 

ところで、プランのやり取りをする前にジョーさんは、「高断熱住宅のキモはきちんとした施工でしょ」とおっしゃり、一番大事なことを理解されていたので話がとてもスムーズでした。

 

平面計画は住居と工房の関わり方の意見調整でいくつかのプランを経て決定しました。

 

そして、配置と残す樹木を決めるため、現場へ出かけました。

 

 

伐採前。敷地南東側から。上の秋に撮った画像と同じアングルです。

冬でもこれだけヤブヤブしいとは結構手ごわいのです。

 

1回目伐採。結構切ったつもりなんだけど・・・(汗)

 

 

その後、地縄張のため、2回目伐採。

これだけ切った。

 

 

南東から敷地を見ています。

地縄を張り、残す樹木をテープで囲いました。

その後、基礎の部分は伐採・伐根し、丁張へ。

 

そして基礎工事が始まるのですが、御代田は寒いので凍結深度が80cmと深いのでこんな感じに。

地盤面から80cmまでは凍るので、凍上(建物が持ち上がる!)しないよう、土をコンクリートに置き換えなければなりません。

ちなみに長野市は40cmです。

 

その後、基礎が出来上がり、上棟を迎えます。

 

構造金物について当社の工夫を一つ。

吹き抜け等の空間に梁や火打ちを見せずにすっきりさせたい場合には垂木サポーターという金物を使い、斜天井でも耐震等級3をとれるような工夫をしています。

この屋根のてっぺん(拝み部といいます)についている垂木を挟み込んでいる金物がそれ。

取付には一つの金物につき、8本のビスを留め付ける必要があります。

結構時間がかかると大工に不評の作業(笑)。

 

しかし、そんな困難(?)を乗り越え、こんな空間が作られるのです。

 

 

 

こうしてできた「Joe Forest Guitar House」で初めての冬を過ごされ、風邪もひかずに汗だくでギターを制作されていたようです。

これ、エレキギターのボディ。

どうです、なんか感動しませんか!

 

削り出しですよ。

 

私はバイクや自転車も好きで、それらのパーツで「削り出し」があるとそれだけで興奮していました。

 

ちなみに削り出しとは無垢のカタマリをひたすら削って形にしていくことを言います。

 

木の板がこんなセクシーな形になるなんて。

 

 

そして、完成形がこちら。

 

 

 

うーん、いいですねえ。

ジョーさんはしばらくの間オーダーいただいているギターをせっせと制作していくようですが、彼の真骨頂は修理・リペアです。

ギター職人さんの中には自分の作ったもの以外は触らないという方もいらっしゃるそうですが・・・。

 

ジョーさんはそんなことはなく。

 

 

他人が作ったギターを調整・修理するのってかなり難しいと思いますよ。

ギターのことで困ったら、ぜひ問合せしてみてください!

 

お店には薪ストーブもあります。

もちろん、計算上は薪ストーブの必要はありませんが、趣味で炎のゆらぎを眺めるため・・・。

 

贅沢な時間を過ごせそうです。

 

 

えっ、ジョーさんのギターの音色が聞きたい?

 

なるほど。

 

そんな方はこちらをご覧ください。

https://ja-jp.facebook.com/joeforestguitarhouse

 

 

 

最後に。

 

 

「草越の家」は緑豊かになった頃、プロカメラマンによる取材撮影を予定していますので、6月には残した樹木を生かした庭がどうなっているのかも含め、

今よりきれいな実例をご覧いただけると思いますのでどうぞお楽しみに。

 

 

 

 

【こじま】