2020.08.08

体感する

和モダン

梅雨が明け、コロナと熱中症の板挟みでマスク使用が大変な状況になっています。

 

どなたか、涼しくてウィルスもシャットしてくれる都合のいいマスクご紹介いただけないでしょうか・・・。

 

 

 

 

さて、今日は建築の空間の話です。

 

 

建築において心地いい空間にするにはどうしたらいいだろう・・・。

 

 

そもそも心地よい空間とは?

 

 

敷地ごとに心地いい空間は異なりますが、敷地で一番いい居場所を見つけたらそこをどう設えるかを考えます。

 

 

 

一番いい居場所とは?

 

外部空間とつながり、その住まいの核となる場所です。

 

場所が見つかったらどう設えるかを考えます。

 

 

 

その際、今まで自分が体感した空間がとても大切です。

 

体感の抽斗は多ければ多いほどよいので、機会を設けていい建築を体感します。

 

 

 

今回は建築家 伊礼智さんの建築を体感すべく、千葉県旭市まで行ってきました。

 

私は伊礼さんの設計に強く惹かれるものを感じ、弊社案件では様々な部分でTTP(徹底的にパクる)をさせていただいています。

 

 

 

伊礼さんの設計では家族が集まる空間に居心地のいい場所をちりばめる手法がいつも使われます。

 

また、デザインも奇抜でなく、建築後にどんどん良くなっていく、街に溶け込むロングライフデザインとなっています。

 

これまでもいくつか案件を拝見しましたが、今回は大型パネル+伊礼智ということで、パネル工法で何か制約があったのかということも含め見学してきました。

 

 

外観。外壁はガルバリウム鋼板かと思いきや、板張りでした。

軒を出さないことでモダンな仕上がりになっています。

そのかわり、庇は900出していました。

これなら夏場の日射遮蔽に有効ですね。

 

で、行かなきゃ分からないのが建物のボリューム感です。

高さを出来る限り抑える設計としていますので、プロポーションが美しい。

 

 

アプローチはまだ施工中でしたが下地より少しだけ仕上のコンクリートを持ち出して、薄く見せるとのことでした。

 

弊社設計の下田も研究中です。

 

 

 

 

LDKはこんな感じです。

 

いつもながらしっとりと落ち着いた雰囲気です。

見学者の皆さんもすっかりくつろぎモード(笑)

 

天井がいつもより高いのは、化粧の梁組を見せたかったとのこと。

 

ちなみに天井高は奥に見えるキッチンで2160mm、LDは2500mmでした。

 

 

 

キッチンは造作でした。

今回は建具面材にラワンを使っていました。

いつもはシナですね。

 

 

メインの開口部です。

いつも木製サッシが多いのですが、今回は諸事情でアルミ樹脂サッシとのこと。

 

FIXの両脇に引違を配置し、壁を作って引込とする手法でした。

上下階がそろうことできれいなファサードとなっています。

 

 

北面です。

田園の風景と心地よい風を取り込んでいます。

 

丸テーブルを使うことで、回遊動線としています。

図面にはテーブルを置く位置が細かく指示されていました。

 

この空間も写真ではやはりお伝え出来ない部分なのです。

 

デイベッドやベッド脇のデスクは、ちりばめられた心地よい居場所です。

 

デイベッドの奥行は600mmでした。

ここでお昼寝したら気持ちよさそう・・・。

 

 

南内観です。

居間の間口は2間(3640mm)です。

 

丸柱も空間の曖昧な仕切りとして設えたそうで、確かに少しダイニング部分が囲われている感覚でした。

これも、図面だけでは理解できないところでしょう。

 

 

今後もいい建築を体感し続け、感覚を磨いていきたいと思います。

 

 

 

【こじま】